社会

2025年6月19日 12:22

来週は梅雨終盤の大雨パターンに

2025年6月19日 12:22

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■続く酷暑 暑さエリア拡大

きょう19日も真夏並みの暑さが続いています。すでに東京都心で30℃に到達するなど午前中から真夏日は450地点を超え、全国で914ある観測地点の半数以上になっています。下の図は日中の予想気温で、ピンク色のエリアは35℃以上を示しています。きょう19日はこのピンク色の地域が広がり、関東から九州にかけて猛暑日となりそうです。特に西日本では今年一番の気温の高さが続出する予想のため、引き続き暑さ対策を万全にしましょう!

【予想最高気温】
37℃:岐阜、名古屋
36℃:日田(大分)、大阪、前橋など
35℃:高松、甲府、熊谷(埼玉)など

連日の暑さで熱が蓄積されることで、気温が高い時間が長く、朝も夜も逃げ場のない暑さとなることもポイントです。寝る前にコップ一杯の水を飲む、寝る時も適切に冷房を使うなど、夜間の熱中症にも注意が必要です。

■午後は天気急変の恐れ

午後は雷雨の恐れ
午後は雷雨の恐れ

この暑さは午後の天気急変をもたらします。現在、高気圧がしっかり列島を覆っているため、大規模な雷雨というよりは、山沿い中心で局地的となりそうですが、夕方から夜にかけて大気の状態が不安定で、関東や東北では急な雷雨や竜巻などの突風の恐れがあります。ゴロゴロという音がする、冷たい風が吹く、黒い雲が近づくと天気が急変するサインです。洗濯物の外干しは空の変化にお気を付けください。

■来週は傾向ガラリ 大雨も

この酷暑から来週は傾向がガラッと変わりそうです。
日曜からは梅雨前線が列島に居座る予想となっています。ただ、やはり夏の太平洋高気圧の勢力がこの時期にしては強く、梅雨前線がかかる位置は、北陸や東北が中心となりそうです。例年だと7月上〜中旬にかけて多くなる気圧配置で、梅雨前線に向かって高気圧の縁をまわって暖かく湿った空気が流れ込み、大雨になりやすいパターンです。

梅雨前線が再び列島に
梅雨前線が再び列島に

北陸や東北など日本海側は梅雨の終盤に大雨になることが多い地域ですが、今年は暑さが前倒しでやってきたように大雨になりやすい地域も、例年のこの時期と違うことが想定されます。暑さだけではなく、大雨に対してもアンテナを張っていきたいですね。まだ雨が降っていない時にこそ、避難所の確認、防災用品のチェックを改めて家族でしてみてください。

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