宮崎大学工学部の川末紀功仁教授が開発した「スカブター」が注目を集めている。これをつけただけで豚の体重が瞬時にわかるという。
川末教授は「どんな産業も高齢化になって、作業者の数が減っている。作業者の数が減って、1人あたりが扱う豚の数が増えている。豚の体重を量ることは収益に直結するので、量らないといけないが、豚の体重を量る作業が非常に大変で、2人以上が必要になる」
宮崎県では豚の飼育農家は年々減少しているのに対し、一戸あたりの飼養頭数は1895頭(2019年)から2700頭(2024年)と上昇傾向にある。
しかし、スカブターの登場で両手が使え、1人でも作業ができるようになり、養豚業の高齢化や人手不足問題の解決策になるのではと期待が高まっている。
さらに、川末教授によると「赤ちゃん向けのスカブターの開発を始めている」そうだ。特に大病院でケアされている赤ちゃんは、早産児や低出生体重児で保育器の中で育てているため、体重が計測しにくい。しかし、スカブターを使えば瞬時に解決する。
「保育器の外からこの装置を使うだけで、赤ちゃんの身体測定ができる。非常に今後いろいろな医療現場で使われるようになるのではないか」(川末教授)
このニュースについて、モデルの小浜桃奈は「すごく便利ですよね。でも今は豚で、他の動物にも対応してくると思うが、どうか人間だけには……赤ちゃんはいいけど、大人にはあまり対応しないでほしいなという。リアルな女性の意見としては。(体重は)見ないでほしい」とコメント。
タレントのでか美ちゃんも「(体重を見られるのは)私も絶対嫌だなと思った」としつつ、「でも今後医療現場とかで使われていきそう。ただ、(人間を対象として使用するなら)ネーミングを変えるとかはあった方がいいのかな」と語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)