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2025年6月19日 20:13

都内で35℃超 外国人観光客の暑さ対策は?

2025年6月19日 20:13

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 都内では熱中症の疑いで54人が搬送され、このうち80代の男性が重篤です。緊迫の医療現場にカメラが入りました。

■猛暑日続出…都内で54人搬送

医師
「どこが具合悪い?」
80代女性
「分からない」

 東京・江戸川区の病院。この日搬送されたのは80代女性。エアコンの利いた屋内にいましたが、気分が悪くなったそうです。

エアコンの利いた屋内にいたが、気分が悪くなったという
エアコンの利いた屋内にいたが、気分が悪くなったという
森山記念病院 救急科長
秋丸理世医師

「かなりの脱水症状があって、採血見ながらどうかなと。できれば入院で様子見ようかなと」

 救急の患者を受け入れるこちらの病院。体温を下げるため、点滴を冷やすなどして備えます。

秋丸医師
「熱中症って高齢の人は室内にいてもなりやすく、湿度が高い今、換気があまり良くない時、熱中症になりやすい」

 4日連続真夏日となった、東京都心。東京消防庁などによると、午後3時の段階で54人が熱中症の疑いで搬送されています。

 こちらの病院も、多い時で一日20人を受け入れます。

去年より警戒しているという
去年より警戒しているという
秋丸医師
「例年だと、そんなに多くなくて一日来ても1人、2人。去年より、さらに警戒しなきゃいけないかなと」

 熱中症はもはや屋内でも。若者でも油断できません。

20代男性が搬送された
20代男性が搬送された
医師
「よく覚えてない?」
20代男性
「記憶ない」

 埼玉慈恵病院。この日搬送されたのは20代男性。午前中、屋外で作業をしていたところ、目の前が真っ白になり意識を失いました。

 20代の熱中症。医師が気になったのは、朝食です。

若い人でも油断大敵
若い人でも油断大敵
埼玉慈恵病院 藤永剛副院長
「朝食も十分召し上がっていなくて、ゼリータイプの栄養補助食とっていただけ。水分・塩分、あるいは十分なバランスの取れた栄養はとってなかった。若い人でも油断できない」
奄美地方が梅雨明け
奄美地方が梅雨明け

 まぶしい日差しが降り注ぐ海岸線。気象庁は、奄美地方が梅雨明けしたとみられると発表しました。平年より10日と、かなり早い梅雨明けです。

観光客
「海の中も空も虹も全部見えて、めちゃくちゃいい」
夏の日差しが降り注ぐ
夏の日差しが降り注ぐ

 梅雨のない北海道でも真夏の暑さ。上富良野町では、2回目の真夏日。すっかり夏の日差しが菜の花とラベンダー畑に降り注ぎます。

観光客
「暑い。まだ6月なのに」
名物のラベンダー味のソフト
名物のラベンダー味のソフト

 富良野名物のラベンダー味のソフトでクールダウンします。

 梅雨真っ只中とは思えない列島。3日連続の真夏日となった宮城。プールで体を冷やしたいところですが、ぬるかったようです。

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■都内で35℃超 炎天下の人力車

 観光地は、様々な暑さ対策で客を迎えます。

北海道から
「少しは違うかな。1、2℃」

 東京・浅草。藤棚から降り注ぐミストで快適に。

常夏のハワイからの観光客、
常夏のハワイからの観光客
ハワイから来た フラダンスコーチの皆さん
「アロハ〜」

 常夏のハワイからの観光客、踊らずにはいられません。

 炎天下を走る人力車も、暑さとともに変化しています。

万全の暑さ対策
万全の暑さ対策
時代屋 鈴木芳昭主任
「綿素材の半そで、メッシュタイプ。笠で直射日光から頭部を守る。直ちに水分補給。考えられる手段全部やっている」

■外国人客の暑さ対策は?

 世界各地から訪れる観光客。中東・サウジアラビアから来た観光客は、メイド・イン・ジャパンの暑さ対策です。

ラムネ初体験…メイド・イン・ジャパンの暑さ対策
ラムネ初体験…メイド・イン・ジャパンの暑さ対策
サウジアラビアから
「おいしいですよ、とっても」
「(Q.きょうは暑い)暑い。でも飲んだ時、寒くなったとても」
「(Q.涼しくなった?)なりましたよ」

 こちらもメイド・イン・ジャパンが生かされています。

イギリスから
「水・扇子・濡れタオルを持参している」
アメリカから
「冷たい水を無料給水所で入れた」
アメリカから
「傘と携帯扇風機を手に入れた」
テレ朝天気
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