社会

2025年6月21日 21:00

【池上解説】あなたの常識はもう古い!?最新情報にアップデート!

【池上解説】あなたの常識はもう古い!?最新情報にアップデート!
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2025年も早いもので半分が過ぎようとしています。ここ最近も色々なことが起きています。そこで今日は世の中の事、どこまでアップデートできているのか、確認してまいりましょう。

あなたの常識アップデート! 身近な「アレ」が次々生産終了!?

普段の生活の中で、気づかないうちになくなっているもの、まもなくなくなるものが実はたくさんあります。皆さん気づいているでしょうか?そのうちのいくつかを紹介しましょう。

今年3月で販売が終了となったのが、明治のビン入り牛乳です。需要の低下で瓶の調達が困難となったことが原因で、今大手メーカーが次々と撤退しているんです。代わりに登場しているのが紙パック入り牛乳。次々と切り替わっていて、給食でもよく見かけるようになっていますね。

更にこちらのよくある風景のイラスト。この中でまもなく生産終了するものがあるんですが、わかりますか?

とくある風景

正解は、蛍光灯。有害物質の水銀が微量ですが使われていることから、2027年で生産が終了となるんです。今LEDへの切り替えがすすめられています。

さらに今年11月に生産が終了する乗り物もあります。よく見かける乗り物ですがご存知ですか?実は原動機付自転車、いわゆる50CC原付バイクの生産が終了するんです。

50CC原付バイク

昭和の頃はたくさんの原付が走っていましたね。でも最近は減ってきました。生産終了となる理由は排ガス規制です。基準が厳しくなり、それをクリアできないことから新車の生産は終了します。もちろん規制前に作られた車両には乗り続けることができますのでご安心ください。

そして今、製造中止とはなっていないものの、ある意外なものの製造が激減しています。皆さんもかなり頻繁に目にしていると思います。わかりますか?

正解は1円玉です。キャッシュレスが進んであまり使われなくなったことに加え、製造コストが高いのも問題となっています。アルミニウムから1円をつくるのに3円程かかると言われているんです。

一番多い時、1990年には年間28億枚近くも作られた1円玉ですが、2024年にはわずか51万枚にまで激減しました。しかもこれは一般に流通するためではなく、記念コインセットのために作られたものなんです。驚きですよね。

1円玉の製造枚数

ちなみに1990年に多くの一円玉が作られたのは、消費税導入の翌年だから。最初は税率3%でしたから、それまであまり使わなかった1円玉を急にたくさん使うようになったんですね。

実は今世界でもキャッシュレス化の影響などで少額の硬貨を廃止する動きがあるんです。

ヨーロッパの10か国を超える国、さらにイスラエル、カナダやオーストラリア、アメリカでも既に廃止、もしくは廃止の決定がされています。

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あなたの常識アップデート 実は知らない!?インドの名称

一昨年、インドの首相が「インドではなく別の名前で呼んで欲しい」と突如表明しました。インド国内では昔から使われている呼び名なんですが、皆さんご存知ですか?

正解はバーラトです。これはインドの公用語であるヒンディー語やその他主要言語でインドを意味する言葉。インドの人からすれば、インド、インディア、というのはイギリスの人たちが勝手に呼んだ名称だ、という思いがあるわけです。そこで自分たちの言葉での「バーラト」と呼んで欲しい、と言っているんです。

表記を変えている国

そしてインド以外にも今表記を変えている国があります。例えばトルコは英語で「ターキー」と呼ばれていましたが、2021年に「テュルキエ」に変更してほしい、と言っています。今では国連でもそのように表記されています。また、オランダも以前は「ホーランド」という通称もありましたが、それはやめて、ネーデルラントで統一してほしい、と言っています。まだ日本語での表記に変更はありませんが、いずれ変わるかもしれません。

実際に日本でも法律を変え、表記が変わった国もあります。
2015年にはそれまで「グルジア」とロシア語での呼び方をされていた国が英語読みの「ジョージア」と呼んで欲しい、ということで日本でも正式名称が変更されました。ロシアからの侵略を受けての変更です。東京にある大使館の表記も今は「ジョージア」となっています。

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あなたの常識アップデート じつは大型経済圏に!?BRICS

今年BRICSにインドネシアが加盟し、ニュースになりました。ご存知でしょうか?この「BRICS」はそもそも「BRICs」とsが小文字でした。イギリス人の経済専門家が言い出した言葉で、これから経済的躍進が見込まれる国のことでした。Bはブラジル、Rはロシア、Iはインド、Cは中国を指しています。やがてこのSは南アフリカだ、と言われるようになりまして、さらにはその国々で首脳会談を開くようになったんです。その頃からBRICSと大文字で表記されるようになりました。今ではイラン・エジプト・UAE・エチオピア・インドネシアが加わって、合わせて10か国、世界の人口の半分と世界のGDPの四分の1を占める巨大な経済圏にまで成長したんです。知らなかった方、多いのではないでしょうか。

池上彰さん

こうしてアップデートしてみると意外な発見がありますよね。なぜこう変わったのか、その変化の理由を知っておくと世界の動きや日本の状況が見えてきます。ただアップデートしたんだ、というだけではなく、その背景まで是非知っていただきたいと思います。

(池上彰のニュースそうだったのか!!6月21日OAより)

さらに古い常識をアップデートしたい方はTVerへ!!

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