西日本が記録的な早さで梅雨明け
気象庁はきょう(金)午前、九州南部、九州北部、中国、四国、近畿の梅雨明けを発表しました。いずれも平年より2週間以上と異例の早さになります。九州北部、中国、四国、近畿は統計史上初めて6月の梅雨明けとなりました。
九州北部から近畿は今年の梅雨入りが平年より遅かったため、梅雨の期間としても記録的な短さとなっています。
梅雨の期間
九州南部 42日
九州北部 19日 統計史上最短
四国 19日 統計史上最短
中国 18日 統計史上最短
近畿 18日 2番目の短さ
九州北部、中国、四国は統計開始以降最も短い梅雨となりました。ただ、ここ1カ月間の西日本の降水量は平年以上の所が多く、雨が少なかったというわけではありません。また、この記録は速報値で、気象庁は9月に振り返りを行ったのち梅雨入りと梅雨明けが確定することになります。
関東甲信や東北などは来週も湿った空気の影響で雨が降る日があり、梅雨明けは7月以降となりそうです。
猛暑が再び
西日本の梅雨明けとほぼ同じタイミングで気象庁は長期間の高温に関する気象情報を各地域に発表しました。内容は以下の通りです。
「6月中旬から気温のかなり高い状態が続いています。この状態は、今後さらに1か月程度は続く見込みです。農作物や家畜の管理、熱中症対策などの健康管理に十分注意してください。」
今週は梅雨空が戻り暑さが落ち着いた日もありました。しかし、ここから先は再び猛暑のターンがやってきます。冷房を適切に使う、こまめに休憩や水分をとるなど熱中症対策を心掛けてください。
東京も6月の暑さ記録更新へ
きょう(金)9時半ごろ、東京の気温が30℃に到達して今月10日目の真夏日となりました。6月に10日の真夏日は1979年と並び過去最多です。気温の高い状態はあす(土)以降も続き、記録更新となりそうです。この週末は梅雨明けがまだの地域も35℃以上の猛暑日が予想されています。全国的に真夏並みの熱中症対策が必須となりそうです。