社会

2025年7月8日 12:44

【緊急時のGUMBA】災害級の猛暑と雷雨!倒れた人を見つけたら確認したい5項目

2025年7月8日 12:44

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■きょうも災害級猛暑に警戒!

きょう8日(火)も全国的に危険な暑さが続きます。
東京都心は午前7時半過ぎに30℃を超えて、午前11時現在、全国914の観測地点の中で約7割にあたる632地点が30℃以上の真夏日を観測しています。朝から暑いので、一日の中で30℃以上の時間が10時間以上になる所も多くなりそうです。

【予想最高気温】気象庁11時発表
37℃ 佐賀、久留米(福岡)、帯広(北海道)など
36℃ 熊本、山口、高松、広島、京都、東京など
35℃ 岡山、名古屋、前橋、盛岡、鷹巣(秋田)など

予想最高気温は、35℃以上の猛暑日が続出し、東京で2日連続の猛暑日となるほか、京都や福岡の久留米では10日連続の猛暑日になりました。

熱中症警戒アラート28都道県に発表
熱中症警戒アラート28都道県に発表

熱中症警戒アラートは、北海道から九州北部にかけて28都道県に発表されていて、アラートが出ていない府県でも油断禁物の厳しい暑さが続くでしょう。
長引く暑さで体調を崩しやすくなっています。のどの渇きを感じる前に水分補給をしたり、適度な塩分も補給して、室内では積極的に冷房を利用するなど最大限の熱中症対策をしてください。

■午後はゲリラ雷雨にも注意!落雷・竜巻・ひょうの恐れも

この災害級猛暑で、午後は広い範囲で大気の状態が非常に不安定になりそうです。東北南部から九州にかけて発雷確率(雷が鳴る確率)が高くなっていますので、天気の急変にご注意ください。特に山沿いでは、雷雲が発達しやすく、落雷や竜巻、ひょうなどの恐れもあります。
また、7月になって海開きをしている海岸が多くなっていますが、海のレジャーも落雷は非常に危険で、雷注意報が出ていると遊泳禁止となる所もありますので注意が必要です。

【発雷確率】九州〜東北南部でゲリラ雷雨に注意
【発雷確率】九州〜東北南部でゲリラ雷雨に注意

■倒れている人を見つけたら…緊急時「GUMBA」を確認!

今年は梅雨入り直後から暑さが厳しく、6月は全国的に記録的な高温となりました。今月になっても35℃以上の猛暑日が続出するなど異例の猛暑が続いていて、急に暑くなった6月後半から熱中症搬送者数も急増しています。
具合が悪くなった人や実際に倒れた人を見つけたら、まず確認してほしい5項目があります。
それが緊急時の【GUMBA(グンバ)】です。

【GUMBA(グンバ)】
G 原因(事故・発症の経緯)
U 訴え
M めし(最終食事内容や時間)
B 病歴(既往症や服用薬)
A アレルギー

これは救急隊やライフセーバーが具合の悪い人や倒れた人に対して、最初に確認する5つの項目の頭文字をとったキーワードです。倒れている人を見つけたら、助けたい気持ちと何をして良いのか分からない焦りで混乱する場面が想定できますが、【GUMBA(グンバ)】を覚えておくことで、少しでも冷静に状況判断ができるかもしれません。
皆さんは、まさか自分や身近な人が熱中症や落雷などの気象災害に遭遇するとは思わないかもしれませんが、今年の夏は油断禁物です!
日ごろから体調管理に気を付けて、熱中症や落雷リスクを避けるような予防策をした上で、もしも倒れている人や具合の悪そうな人を見つけたら【GUMBA】を思い出して適切な対処をしてください。

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■週後半は関東や東北で梅雨空戻る 猛暑トーンダウンへ

今週後半は、天気図に梅雨前線が復活し、まだ梅雨明けしていない関東甲信や東北で梅雨空が戻ってきそうです。オホーツク海高気圧が北日本を覆うためで、東日本と北日本では、これまでの猛暑が少しだけ落ち着くでしょう。曇りや雨の日が続き、蒸し暑くなりますが、30℃前後の最高気温だと体への負担が少し楽に感じられそうです。

関東甲信や東北で梅雨空戻る 猛暑トーンダウン
関東甲信や東北で梅雨空戻る 猛暑トーンダウン
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