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観光名所の公園でサギ107羽が死んでいるのが見つかり、なぜか富山市が謝罪。一体、何があったのでしょうか?
サギ“107羽”大量死 なぜ
富山市の中心部にある城址公園で先月下旬以降、実に107羽のサギの死骸が見つかりました。
市が調査したところ、毒物や病原体は確認されず、堀の水質にも異常なし。一体、何が原因だったのでしょうか。
富山市建設部 沼崎益大次長
「今回の大量死の死因ですが、これは本市が…自立前のサギの幼鳥がいた松の木につきまして、タイミングを見誤って伐採したことによるものと」
「今回の大量死の死因ですが、これは本市が…自立前のサギの幼鳥がいた松の木につきまして、タイミングを見誤って伐採したことによるものと」
サギのフンや鳴き声などの被害が深刻化していた富山市は先月、サギの巣があった松の木6本を根元から伐採。その伐採時期が不適切だったことが大量死の原因でした。
富山市公園緑地課 樫尾正樹課長
「当時はヒナが巣立ちしたと判断しておりまして、木を伐採すれば寝床を求めて他の場所へ離散すると想定…」
「当時はヒナが巣立ちしたと判断しておりまして、木を伐採すれば寝床を求めて他の場所へ離散すると想定…」
市が見誤ったのは、体の大きさが親鳥と同じに見えても、実はまだ自立していないヒナ鳥が多くいたことでした。
伐採で住処を失ったヒナ鳥は、「エサ不足」「外敵や縄張り争い」「暑さによる体力消耗」などで死んだと推測されています。
樫尾課長
「事前に専門機関等への相談をせず、子育て期間終了の見極めが不十分であったことや野生の生物への配慮を欠いた対応であったことを重く受け止め、深く反省しております」
「事前に専門機関等への相談をせず、子育て期間終了の見極めが不十分であったことや野生の生物への配慮を欠いた対応であったことを重く受け止め、深く反省しております」
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