■今週前半は驚愕の酷暑!命を守る熱中症対策を
8月に入っても九州から東北は危険な暑さが続いています。きょう4日(月)も午前中から体温を超える高温になっている所もあり、群馬県桐生では命に危険が及ぶ40℃予想となっています。そのほか鳥取や前橋などでも40℃に迫る危険な猛暑が予想されています。
40℃ 桐生(群馬)
39℃ 鳥取 豊岡(兵庫) 前橋 など
38℃ 京都 福井 熊谷(埼玉) 山形 高松など
37℃ 大阪 金沢 長野 さいたま など
36℃ 松山 名古屋 岐阜 東京 など
今年は6月から記録的高温が続いていますので、早くも夏バテしている人が多いかもしれません。
そんな中で、今週前半はまだ油断禁物の酷暑が続きそうです。
■あす5日(火)は関東で40℃続出か
あす5日(火)は、関東甲信付近に強い暖気がかかり、さらに高気圧に覆われて強い日差しが照り付ける影響で、関東の内陸を中心に40℃以上が続出する可能性があります。
40℃ 桐生(群馬) 前橋 佐野(栃木) 熊谷(埼玉) 古河(茨城)など
39℃ 伊勢崎(群馬) さいたま 練馬(東京) 小山(栃木)など
38℃ 甲府 宇都宮 土浦(茨城) など
栄養や睡眠をたっぷりとって、こまめな水分&塩分補給と涼しい部屋で体を休めるなど、昼夜を問わず、万全の熱中症対策を心がけてください。体温を超える猛暑の地域では、命を守るために炎天下でのスポーツや活動を中止する決断も大切だと思います。
■「立秋」で猛暑日地点数が激減へ
ただ、この災害級猛暑の出口がようやく見えてきました。
今週7日(木)は二十四節気の「立秋」で秋が始まるころと言われますが、「秋」とは言えないまでも週の後半になると危険な暑さが一旦、落ち着きそうです。
今年7月29日は35℃以上の猛暑日が全国の3割以上に及ぶ322地点で観測され、2010年からの統計史上最多となり、きのう8月3日も319地点で猛暑日を観測するなど、広範囲で異例の猛暑が続いています。ただ、ウェザーニューズによりますと、この先は日に日に猛暑日地点が減る見込みで、7日(木)「立秋」には35℃以上の地点がほぼなくなる予想となっています。
■猛暑のち大雨に警戒 渇水地域では恵みの雨に
この暑さが収まる原因は、雨です。
今週は日本海側から前線が南下してくるため、渇水が続いていた日本海側や北日本を中心に、あす5日(火)から雨エリアが拡大しそうです。週の後半は、列島付近に前線が停滞しやすくなるため、全国的に曇りや雨の所が多くなり、これで危険な暑さが落ち着くでしょう。
農作物には「恵みの雨」となりますが、降り方が強まれば日本海側では警報級大雨となる恐れがあります。大雨の時の田畑の見回りは非常に危険ですので、最新情報に十分ご注意ください。