■記録的な猛暑がもたらす記録的な大雨
きょう7日(木)明け方に石川県で線状降水帯が発生するなど、日本海側では記録的な大雨になっています。金沢では12時間で300mmを超える雨が降っていて、平年の8月一カ月分(179.3mm)を大きく上回る雨が半日で降りました。
大雨の原因としては、活発な前線活動や非常に湿った空気の流れ込みなど複数の要因が考えられますが、長く続いた猛暑も影響していると筆者は考えています。
今年の日本列島は梅雨らしい梅雨がなく、記録的な暑さが続いています。日本海の海水温は6月上旬まで平年より少し低めでしたが、6月中旬からぐんぐんと上がって、現在は平年より3〜4℃、場所によっては5℃以上高くなっています。線状降水帯が発生した石川県の沖合でも平年より2〜3℃ほど高く、その水温は30℃近くになっています。この高温の海から蒸発した大量の水蒸気が雨雲となり、記録的な大雨を降らせました。水温が30℃近い海域は北陸だけではなく西日本周辺にも広がっています。3連休にかけて、前線が停滞するため、九州などでも大雨に厳重な警戒が必要です。
■激しい雨って?覚えておこう 50mmの雨
北陸地方では、このあと最大で1時間に50mmの雨が予想されています。この50mmという数字、どのような雨かイメージできますでしょうか。
気象庁の分類では、1時間に20mm以上〜30mm未満を「強い雨」、30mm以上〜50mm未満を「激しい雨」、50mm以上〜80mm未満を「非常に激しい雨」、80mm以上を「猛烈な雨」と定義しています。強い雨では一面水たまりとなり、車を運転する際は視界が悪くなります。激しい雨では道路が川のようになり、高速走行時にはブレーキが利きにくくなります。さらに50mm以上の非常に激しい雨では視界が真っ白になったり道路が冠水したりして運転は非常に危険になります。
車を運転する際は天気予報をみて、時間に余裕を持たせたり、スケジュールを変更するなどして安全運転を心がけてください。


