大分県日田市の一部、福岡県新宮町の相島も警戒レベルのうち最も高いレベル5「緊急安全確保」が発表されています。さらに改めて熊本には「大雨特別警報」が出ています。災害の危険度が急激に高まっています。
九州で線状降水帯が10以上発生
11日午前3時30分すぎの熊本市の映像です。雷が鳴り響き大粒の雨が降っていて、車のタイヤが隠れるほどの水位となっています。
街はまるで川のように水であふれ、屋根のあるアーケードの商店街にもかかわらず、人のくるぶしが隠れるほどの水位になっています。
ビルの中にも雨水が入り込み、地下の店が水浸しになったといいます。
「(Q.その時の皆さんの様子は?)ここの店のオーナーも来られていて諦めた表情だった。どうしようもできない感じでした」
稲光とともに、激しく響く雷鳴。
気象庁は11日未明と午前5時半ごろ、熊本県の5つの市と町に大雨特別警報を発表しました。
「これまでに経験したことのないような大雨となっています。特に浸水想定区域においては何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高く、警戒レベルは5に相当します。命の危険が迫っています。ただちに身の安全の確保をお願いします」
熊本市内では、激しい雨が前方を覆いつくし、白線が見えにくい状態に…。
午前0時すぎの熊本市西区では、たたきつけるような雨が降り続いていました。そして道路が冠水し、車が立ち往生しています。
「(Q.この雨どうですか?)予想外で線状降水帯なんかが発生して、よそのことだと思っていたら自分のところが危ないですね」
「嫁が夜勤に行くので安全のために一緒について来ました」
「心配です、家が。車も」
水であふれた道路には、自転車を押す人の姿もありました。
熊本市中央区の県道、通称電車通りと呼ばれている道路は完全に冠水してしまっています。4台の車が冠水した道路につかっています。
午前0時35分に撮影された岩戸川の映像では、時間の経過ととも水位が上昇し、川があふれる様子が見てとれます。
熊本県の境川では「1人流されている」と消防から連絡が入りました。
危険な大雨が続いた九州では10日から福岡・大分・熊本・長崎で10以上、線状降水帯が発生しました。
大分県日田市の一部地域には10日午後9時前に警戒レベル5の緊急安全確保が発令されました。
雨が降り始めて十数分程度ですが、駐車場に大きな水たまりができています。
日田駅の中心部に向かう道ではハザードランプをたいて止まっている車があります。タイヤの下半分くらいまで水につかってしまっています。その後ろにパトカーがいますが、パトカーも近づけない様子です。ドライバーは車から降りますが、なすすべがないという様子です。
各地で道路冠水 通行止めで大渋滞も
激しい雨で道路一面が冠水し、うろたえるドライバー。
10日午後、山口県でも線状降水帯が発生しました。
雨が降り続いた影響で、排水溝のふたが外れて下からも大量の水が噴き出しています。道路が冠水していて隣の駐車場に雨水がどんどん流れ込んでいます。
外れた排水溝のふたを踏まないよう車はゆっくりと走ります。
「こういうことになったことないんですよね、初めてです」
下関市では、24時間降水量が366.5ミリとなり観測史上1位を更新しました。
住宅の階段から雨水が滝のように流れています。
激しく噴き出す雨水。その横には吹き飛ばされたのでしょうか、マンホールの蓋が…。
茶色く濁った雨水が大量にあふれ出て道路を冠水させています。道路の真ん中で動けなくなった車。そのドライバーに話を聞くことができました。
「(Q.その時の雨の降り方は?)雨、結構ひどかったですね」
走行中に突然車がストップ。レッカー車を呼んだものの、道路に水がたまりすぎているため車を移動させることはできなかったといいます。
「水がもうちょっとひかんとレッカーができないかもしれないということで、待つしかないですね」
市内の各地で道路が冠水。車がまるで川のようになった道路を走ります。
大量に雨が降った影響で冠水しています。どこまで冠水が続いているのか分からないほど奥の方まで冠水が続いています。
道路は至る所で通行止めとなり、大渋滞も発生しました。
さらに、大雨の影響でダイヤが乱れた新下関駅は、電車移動を諦めた人たちでタクシー乗り場に大行列ができました。
住宅街に大量の雨水「30cmほど浸水」
10日、線状降水帯が発生した福岡県。
フロントガラスを打ち付ける激しい雨。道路は冠水。車は高い水しぶきを上げながら走ります。
住宅街にも大量の雨水が入り込み、その水位は人のひざ付近まであります。
「(Q.浸水はどれくらい?)30センチは超えていたと思います。30年住んで初めてです」
動画の撮影者は立ち往生していた車の避難を手伝ったといいます。
「2人乗られていて、私と一緒に車を水がない所まで移動させました」
宗像市付近では午前11時50分までの1時間でおよそ110ミリの猛烈な雨が降りました。
樽見川では護岸のコンクリートが大雨で流され、周辺の住宅が浸水被害に遭いました。
「(水が)ここまで入ってきた。エアコンの室外機は濡れているからね。5台あるんですよ。みんな替えるのは大変」
3連休の旅行者に大きな影響
3連休を直撃した大雨。旅行者にも大きな影響が…。
山陽新幹線は10日午後1時半ごろから広島から博多間で運転が見合わされていましたが、午後4時すぎ、終日運休が発表されました。
「大幅な運休および遅れが発生しています。ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけしています」
行き場を失った多くの人がスマートフォンを操作しています。
「これ動かないんですか?今来たんでよく分かっていない」
女性は小倉に住む友人に会いに行く予定だったと言います。
広島から博多に遊びに来ていた男性は…。
飛行機も欠航が相次ぎ、羽田空港の出発ロビーは人であふれかえっていました。
「雷の影響で飛行機が飛ぶか飛ばないか調査中と聞いているので、その調査結果を待っている状況ですね」
子どもを連れて島根に帰省する予定の男性は…。
こちらの女性は長崎に帰省する予定でしたが、欠航が決まったと言います。
列島各地を襲った線状降水帯による危険な雨。九州では線状降水帯が新たに発生する恐れがあり警戒が必要です。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年8月11日放送分より)
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