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学歴詐称が疑われている静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)が百条委員会に出席しました。卒業証書については「チラ見せしたのではなく19.2秒見せた」と答えました。
“卒業証書”実物の提出は拒否
田久保市長
「報道であるような“チラ見せ”といった事実はありません。私のほうはこうやって提示をしまして、約19.2秒見ていただいた」
「報道であるような“チラ見せ”といった事実はありません。私のほうはこうやって提示をしまして、約19.2秒見ていただいた」
田久保市長が百条委員会で明確に否定したのは、議長らに卒業証書をチラ見せしたという際の詳しい状況です。
伊東市議会 中島弘道議長(6月)
「サッと出されて、サッと目を向けたら、スッと引かれて。チラ見です」
「サッと出されて、サッと目を向けたら、スッと引かれて。チラ見です」
13日、出頭を拒否し続けてきた自身の学歴詐称疑惑を調査する百条委員会に、初めて出向いた田久保市長。東洋大学卒業の証として見せていた卒業証書の真贋(しんがん)に質問が集中しました。
伊東市 杉本一彦市議
「卒業証書なるものが一体何なのか、何だったのか」
「卒業証書なるものが一体何なのか、何だったのか」
田久保市長
「卒業証書とされているものであったと思っています」
「卒業証書とされているものであったと思っています」
本物の卒業証書のコピーを見せられると…。
杉本市議
「(自身の卒業証書と)本物のコピーを比べてどうでしょうか?」
「(自身の卒業証書と)本物のコピーを比べてどうでしょうか?」
田久保市長
「特に問題ないのではないかと思います」
「特に問題ないのではないかと思います」
卒業証書は本物だと主張する田久保市長に対して、市議たちからは改めて提出を求められますが…。
田久保市長
「補助者の助言を求めたいと思います」
「補助者の助言を求めたいと思います」
たびたび、同席した弁護士と相談する場面も見られました。
田久保市長
「重ね重ねで大変恐縮ですが、回答書のほうに文書で記載をしておりますので、そちらがすべてになります」
「重ね重ねで大変恐縮ですが、回答書のほうに文書で記載をしておりますので、そちらがすべてになります」
“論点すり替え”議長反発
なかなかかみ合わない質疑。両者は平行線をたどります。
そんな田久保市長がこだわった「約19.2秒見せた」という“チラ見せ”疑惑の否定。
田久保市長
「(議長らとの)会話は録音の記録を持っております。それでストップウォッチで計りました」
「(議長らとの)会話は録音の記録を持っております。それでストップウォッチで計りました」
チラ見せだったと訴える議長は、こう話しました。
中島議長
「19.2秒とか時間の問題ではないと思う。(卒業証書が)本当に実際、本物かどうかだったということです」
「19.2秒とか時間の問題ではないと思う。(卒業証書が)本当に実際、本物かどうかだったということです」
卒業証書が本物か偽物か検証するはずが、チラ見せだったか否かに論点が移されていることに疑問を呈します。
田久保市長
「(Q.見せたら済むんじゃないですか?何秒だったかの問題じゃなくて)今、私のほうは公職選挙法違反で刑事告訴を受けています。その取り扱いについては、慎重に検討させていただいています」
「(Q.見せたら済むんじゃないですか?何秒だったかの問題じゃなくて)今、私のほうは公職選挙法違反で刑事告訴を受けています。その取り扱いについては、慎重に検討させていただいています」
(「グッド!モーニング」2025年8月14日放送分より)
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