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大阪・道頓堀で2人が死亡したビル火災。番組が入手した出火直後の映像を専門家に分析してもらいました。
大阪・道頓堀でビル火災
大阪の道頓堀で起きたビル火災。活動中の消防隊員2人が死亡しました。
火災が発生したのは、大阪市中央区。道頓堀に集まる観光客の目の前で起きました。
近隣の店の従業員
「音がして煙が上がっていたので見に行ったら1階から、すごい火が出ていた。真っ赤、ぐわーっと」
「音がして煙が上がっていたので見に行ったら1階から、すごい火が出ていた。真っ赤、ぐわーっと」
現場は、道頓堀川の目の前にあり、有名なグリコの看板から200メートルほどの場所です。
すぐそばに、ランドマークの一つになっているドン・キホーテのビルもあります。
近隣の店の従業員
「何か落ちたような『ばーん』という音がして、ガス爆発か、そんなのかと思ったけど、このへんとか真っ白になっていたので」
「何か落ちたような『ばーん』という音がして、ガス爆発か、そんなのかと思ったけど、このへんとか真っ白になっていたので」
通報があったのは18日午前9時50分ごろ。
「ビルの1階から煙が出ている」
近くの店の店員が119番通報しました。
通報時間と同じ頃撮影された映像を見てみると、炎は3階くらいの高さまで上がっています。
およそ2分後には、遠くからサイレンの音が近づいてきます。
通報からおよそ5分後には、炎に加え吹き出す黒煙も目立ち始めました。
消防隊員2人が死亡
焼けたのは火元のビルと隣接するビルの計2棟。火災前の様子を見てみると、ビルには飲食店も入っているのが分かります。
近隣の店の従業員
「すごい大きい音がして炎がばーって出て」
「すごい大きい音がして炎がばーって出て」
消火活動が始まっても、激しく上がり続ける炎。この現場で、活動にあたっていた消防隊員の森貴志さん(55)と、長友光成さん(22)が命を落としました。
建物内に取り残された2人は、6階で発見されましたが、病院に搬送後、死亡したということです。
また、3人の消防隊員と近くのビルにいた女性1人がけがをしています。
警察によると、出火の原因は分かっていませんが、調理で火を使う状況ではなかったということです。
元東京消防庁の坂口隆夫さんは映像から…。
元東京消防庁 麻布消防署長 坂口隆夫氏
「調理をしていて油を使っていたら、油に火が入って、周囲に燃えやすいものが、たくさんあれば一気に燃え広がることはある。電気系統のトラブルで一気にあそこまで燃え広がることはない。そうすると放火ということも視野に入れなければならない」
「調理をしていて油を使っていたら、油に火が入って、周囲に燃えやすいものが、たくさんあれば一気に燃え広がることはある。電気系統のトラブルで一気にあそこまで燃え広がることはない。そうすると放火ということも視野に入れなければならない」
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