■関東内陸で40℃迫る
きょう19日(火)も暑さが収まりません。気象庁の予報では前橋や熊谷で38℃が予想されていて、体温を超える危険な暑さです。全国を細かく区切ったメッシュ予報では、群馬県と埼玉県の県境付近で40℃以上に達するエリアも予想されています。
記録的な暑さとなった去年は猛暑日日数が京都で54日、大分県の日田で57日など非常に多くなりましたが、今年もハイペースで増えています。前橋はきょう35℃に達すると今年36日目の猛暑日で、去年、おととしに並ぶ最多記録となります。
仙台 35℃(11日目 年間の最多記録を更新中)
前橋 38℃(36日目 年間の最多記録タイに)
東京 35℃(15日目)
名古屋37℃(32日目)
京都 36℃(42日目)
大阪 36℃(29日目)
日田(大分)36℃(44日目)
この先一週間も暑さが収まる気配はなく、東京都心は24日(日)まで猛暑日の日が多くなるとみられています。
■熱帯低気圧は「台風にならない」予報に変化
18日(月)に気象庁が発表した情報では、沖縄の南にある熱帯低気圧が、台風に発達するとしていましたが、きょう19日(火)午前9時に出した最新の予報で「台風になる可能性は小さくなった」と発表しました。ただ、この熱帯低気圧の影響で、沖縄は断続的に激しい雨が降っています。
先日、大きな大雨被害が出た九州にも熱帯低気圧の湿った空気が流れ込むため、断続的に激しい雨が降る予想です。新たな土砂災害に警戒が必要です。
■本州はゲリラ雷雨も
北海道でも前線や低気圧の影響で雨が強まっていて、19日(火)午前11時現在、土砂災害警戒情報や大雨警報、洪水警報が出されています。北海道は普段あまり雨が降らない地域ですが、近年は激しい雨が降りやすくなっています。崖など危ない場所には近づかないようにしてください。
本州でも、きのう18日(月)は東京都に記録的短時間大雨情報が出されるなど、午後はあちらこちらでゲリラ雷雨が発生しました。きょうも状況はあまり変わりません。市街地でも道路が冠水するほどの雨が短時間で降る恐れがあります。
晴れていても、急に涼しい風が吹いてきたり、遠くから雷鳴が聞こえてきたら天気急変のサインです。プールやキャンプなど夏休みの屋外レジャーは注意しましょう。川で遊ぶ場合も上流でゲリラ雷雨が発生すると急に水位が上がって危険なことがあります。天気急変の気配を感じたら川から離れることが大切です。