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秋田で93歳の男性が死亡した事件。当初、クマの被害の可能性が指摘されていましたが一転、殺人事件となりました。
男性死亡 複数の傷
当初、クマ被害と思われた事態は一転、殺人事件に。山間の集落で、何が起きたのでしょうか。
事件は、JR秋田駅から25キロほど南東にある大仙市で起きました。
18日午後1時過ぎ、大仙市の住宅で住人の進藤藤義さん(93)が倒れていると通報がありました。警察や消防が駆け付けましたが、その場で死亡が確認されました。
近隣住民
「親父(被害者)は、すぐ家の前で花とか栽培して売ったり、元気で畑行ったり」
「親父(被害者)は、すぐ家の前で花とか栽培して売ったり、元気で畑行ったり」
当初、消防はこう言っていたそうです。
近隣住民
「最初、消防の人が『クマが出たので気を付けて下さい』と。『外には絶対に出ないで』と」
「最初、消防の人が『クマが出たので気を付けて下さい』と。『外には絶対に出ないで』と」
大仙市では2023年、住宅にクマが侵入するなどの被害が起きていました。19日の朝も、市内の駐車場で目撃情報があったばかりです。
ただその後、事態は一変します。
警察によると、司法解剖の結果、死因は出血性ショックで、遺体には刃物で切り付けられたような刺し傷がありました。この家には、殺害された進藤さんの妻と51歳の長男が暮らしていて、通報は妻からでした。
周辺住民
「ご家族は3人、一緒にいるのは。あと(別に暮らす)息子さんが1人。妻は感じのいい人でした。いつもニコニコしていて」
「(Q.長男の印象は?)おとなしそうな人。結構、自転車でスーパー行ったり、あとはウォーキングもしていた。たまにあいさつするくらい」
「ご家族は3人、一緒にいるのは。あと(別に暮らす)息子さんが1人。妻は感じのいい人でした。いつもニコニコしていて」
「(Q.長男の印象は?)おとなしそうな人。結構、自転車でスーパー行ったり、あとはウォーキングもしていた。たまにあいさつするくらい」
警察によると、事件当時長男は家にいて、悲鳴や何か気づいたことはなかったと話しているということです。
現場は、完全に鍵が閉められた状態ではなかったものの、外部から侵入した形跡は18日の時点では認められていません。
専門家は、当初クマの被害と間違われたことがポイントだと指摘します。
元埼玉県警 捜査1課 佐々木成三氏
「負傷程度がかなり傷があったということで、クマの被害だと感じたのかもしれない。死因は『出血性ショック』。深い傷を負っているとなると、かなり殺意は明確にあると思う。事件の特定には、在宅していた家族の証言がかなり重要」
「負傷程度がかなり傷があったということで、クマの被害だと感じたのかもしれない。死因は『出血性ショック』。深い傷を負っているとなると、かなり殺意は明確にあると思う。事件の特定には、在宅していた家族の証言がかなり重要」
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