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秋田県大仙市の住宅で、進藤藤義さん(93)が死亡した事件。当初、クマの襲撃の可能性が指摘されていましたが、一転、殺人事件となりました。
警察が駆け付けると、進藤さんは、寝室で、体の広範囲から出血し、心肺停止の状態で見つかりました。
市によりますと、警察と消防の両方から、家の中が荒らされていて、体に複数の切り傷との連絡があったということです。そのため、「ツキノワグマによるものと思われる人身被害が発生」と防災ネットで注意を呼び掛けました。
大仙市では、クマの情報が相次いでいます。
19日朝も目撃情報があり、町全体が、クマに対して敏感な状態になっています。
所村武蔵アナウンサー
「今月に入ってから大仙市では、47件ものクマの情報が寄せられています。市内では、山の近くに捕獲用の罠が仕掛けられています」
「今月に入ってから大仙市では、47件ものクマの情報が寄せられています。市内では、山の近くに捕獲用の罠が仕掛けられています」
しかし、現場から、クマの足跡や毛は見つかっておらず、司法解剖の結果、死因は出血性ショックで、体には、刃物で切り付けられたような傷や、刺し傷もあることがわかりました。また、捜査関係者などによりますと、進藤さんの両腕には、防御創があったということです。
死亡した進藤さんは、自宅で農作物などを作っていました。
近所の住民
「山野草の栽培とか、野菜の栽培とか、そういうことで生計を立てていたみたい。(Q.山野草や野菜は卸していた)道の駅で販売していたみたい」
「山野草の栽培とか、野菜の栽培とか、そういうことで生計を立てていたみたい。(Q.山野草や野菜は卸していた)道の駅で販売していたみたい」
警察によりますと、進藤さんは、妻と長男との3人暮らし。
事件当時、1階にある窓に鍵はかかっていませんでしたが、外部から侵入した形跡は、見つかっていないということです。また、長男は家にいましたが、悲鳴などは聞いていないと話しているということです。
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