■台風12号発生 九州に上陸か
21日午前9時に鹿児島の西で台風12号が発生しました。19日の時点では、台風になる可能性が低いと気象庁から発表があったものの、海水温が高い海域を通り、再び発達する傾向に変わったのです。今後、東よりに進むため、あす22日にも九州へ上陸する可能性があります。
■線状降水帯発生の恐れ
鹿児島県ではすでに雨や風が強まり始めていて、台風は動きが遅く、同じような場所に停滞するため、活発な雨雲が集中してかかり続ける恐れがあります。奄美地方を除く鹿児島県ではきょう21日夕方からあす22日夕方にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まることも考えられます。すでに鹿児島県には土砂災害警戒情報も出されているため、自治体の避難情報をよく確認し、暗くなる前に安全な場所に移動するようにしてください。
九州南部 250mm
【予想最大雨量(22日正午〜23日正午)】
九州南部 150mm
■今年の台風の特徴は?
今年は列島に近いところで台風が発生する傾向があります。今回の台風12号は、鹿児島県薩摩川内市の西およそ90キロの地点に発生しました。8月はじめにできた台風10号も発生した当日に伊豆諸島に接近するなど、発生した直後に台風が最接近となるパターンが増えています。その分、大雨に備える期間も短くなるため、今年はより一層、日頃から避難経路を確認する、非常用品を準備するなど、いざという時の備えを平常時からしておくことが大切です。
■東北は記録的な大雨
一方で、北日本でも記録的な大雨となっています。48時間に降った雨の量は秋田県や青森県で200mm以上となり、8月ひと月分以上になっているところもあります。大雨のピークは過ぎたものの、まだ土の中には大量の水分が残っている状況です。過去には半日以上たって土砂災害が発生した事例もありました。雨が小康状態となっても、もうしばらく土砂災害には警戒してください。
■この先も秋雨前線停滞か
北日本では間髪入れず、週末にも再び大雨となる恐れがあります。特に23日は北海道で、24日は東北北部の日本海側で警報級の大雨の可能性があります。その後も来週の26日から27日は前線が停滞し、雨が降りやすい状況が続きます。すでに記録的な雨量となっている所では、新たな災害発生への警戒を緩めないようにお願いします。


