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東京都内の駄菓子屋が、地元の交流の場として人気を集めています。立ち上げたのはシルバー人材センター。幅広い世代をつなぐ“工夫”を取材しました。
駄菓子屋で高齢者が接客
スタッフ(70代)
「これをここに置きます。小さい子にも見えるようにしてね」
「これをここに置きます。小さい子にも見えるようにしてね」
東京・狛江市の駄菓子屋。オープン前に行われていたのは品出しです。
スタッフ(70代)
「(Q.毎朝やられている?)来たらやります。お客さん来る前に12時に来て、30分ぐらいで準備するんです」
「(Q.毎朝やられている?)来たらやります。お客さん来る前に12時に来て、30分ぐらいで準備するんです」
午後0時半になると店がオープン。次々と子どもたちが駄菓子を買いにやってきました。
店頭に立つのは高齢者たち。実はここ、全国でも珍しいシルバー人材センターが立ち上げた駄菓子屋です。
スタッフ
「子どもたちと話す機会ってなかなかないから」
「孫よりも小さいお子さんたちと話せるのがすごく楽しい」
「若返るじゃないけど、あるかもしれない」
「子どもたちと話す機会ってなかなかないから」
「孫よりも小さいお子さんたちと話せるのがすごく楽しい」
「若返るじゃないけど、あるかもしれない」
シルバー人材センターの仕事は、清掃や庭木の手入れなどさまざまです。
狛江市の会員は860人以上いて、80代が3割を超えます。足腰が弱って働ける場所が限られるなか、負担の少ない仕事として生まれたのが「駄菓子屋での接客」でした。
狛江市シルバー人材センター
池田あけみ事務局長
「元気だから働けるのではなくて、私は働いているから元気であると実感しています。こういう機会がもっともっと増えていくと、高齢者に対しての世の中の見方も違ってくるのではないかなと」
池田あけみ事務局長
「元気だから働けるのではなくて、私は働いているから元気であると実感しています。こういう機会がもっともっと増えていくと、高齢者に対しての世の中の見方も違ってくるのではないかなと」
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高齢者と触れ合える「貴重な場所」
オープンからおよそ1年。今では子どもだけでなく、保護者からも喜ばれています。
保護者
「子どもに買い物させる機会があまりないので、お金に触れて計算してというのも良いなって思います」
「子どもに買い物させる機会があまりないので、お金に触れて計算してというのも良いなって思います」
この駄菓子屋では、どのお菓子も5円単位や10円単位で、子どもたちが自分で計算しながら買い物を楽しめるよう工夫されています。
小学4年生
「えーっと40円。これでお願いします」
「えーっと40円。これでお願いします」
スタッフ
「200円ちょうど。ピッタリ」
「200円ちょうど。ピッタリ」
核家族化が進むなかで、地域の高齢者と触れ合える「貴重な場所」にもなっています。
保護者
「ご高齢の方と触れ合う機会が減ってきているなかで、特に(この駄菓子屋は)公園の近くにあって、行く機会や遊びに行く機会、また安全面でもすごく助かる。何よりもとても温かく声を掛けていただけるので、すごく助かっています」
「ご高齢の方と触れ合う機会が減ってきているなかで、特に(この駄菓子屋は)公園の近くにあって、行く機会や遊びに行く機会、また安全面でもすごく助かる。何よりもとても温かく声を掛けていただけるので、すごく助かっています」
スタッフ(80代)
「またよろしくお願いします」
「またよろしくお願いします」
保護者
「これからも来ようね」
「これからも来ようね」
(「グッド!モーニング」2025年8月29日放送分より)
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