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青い海を泳ぐウミガメ。そして美しいサンゴ礁の沖縄の慶良間諸島。そこに現れた違和感。円錐(えんすい)状の物体が、水面から顔を出しています。
海面3mの高さ その正体は?
ディーズパルス沖縄 矢野貢店長
「ごみだと思っていた」
「ごみだと思っていた」
ダイビングショップの店長・矢野さんが撮影したのは今月23日のこと。ただ、それ以前から話題になっていたといいます。
「(撮影日の)1週間ぐらい前に、東シナ海を浮遊していて、最終的に撮影した場所に引っかかっているという形」
那覇海上保安部によると、今月16日に沖縄県糸満市で目撃された後、物体は北西に移動し、慶良間諸島の前島周辺に移動したとみられます。
海の中では、どうなっているのでしょうか。水中撮影した映像がこちらです。
「(Q.かなり大きい)水深10メートルくらいなので全長13メートルはあるのではないか」
物体は海底まで届いていて、周りでは魚が泳いでいます。
別の角度から見ると、先端が海底で引っかかっています。水面に出ている部分が3メートル、海の中に13メートル。細長いこの物体は何なのでしょうか。
「キャビンのようなものがあるのでヨットではないか。マストなどは一切ない」
矢野さんの見立ては、ヨットのようなもの。
「潮の流れで流されながら浅瀬について引っかかっている。水中で見ると藻がついているので数カ月流されてきたと思う。船体的に日本のものではない気もする」
那覇海上保安部は「船の一部のような物体」としています。日本の船であれば、船舶番号がありますが、明記はされておらず所有者は不明だということです。
「こういうことはあまりない。東日本大震災の時に船の部品が流れたことはあったが、船体が流れてくることは、なかなかない」
「(Q.ダイバーへの影響は)ガソリンタンクがないので影響はないが、皆さん興味は持っている。台風が来たらまた流れ出すと思うので早めの撤去をしてほしい」
「(Q.ダイバーへの影響は)ガソリンタンクがないので影響はないが、皆さん興味は持っている。台風が来たらまた流れ出すと思うので早めの撤去をしてほしい」
これまでに船との衝突や、油漏れなどは確認されていないということで、那覇海上保安部は、周辺を行きかう船舶に注意を呼び掛けています。
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