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29日午前7時過ぎ、富山市の炭素製品メーカー『日本カーボン』の富山工場で火事がありました。
近隣住民
「風除室のガラスがすごく熱くて、頬も熱かったから横を見たら、火の手がもう上まであがっていた。炎がこっちは来ないけれども、上の方まで炎が真っ赤になっていた」
「風除室のガラスがすごく熱くて、頬も熱かったから横を見たら、火の手がもう上まであがっていた。炎がこっちは来ないけれども、上の方まで炎が真っ赤になっていた」
爆発直後の写真には、煙の中にらせん状の炎も確認できます。
撮影した中学生
「(Q.撮影した時間は何をしていた)通学中でした。爆発する前の花火みたいなドンッという音が印象に残っています。すごく、本当に怖かったです」
「(Q.撮影した時間は何をしていた)通学中でした。爆発する前の花火みたいなドンッという音が印象に残っています。すごく、本当に怖かったです」
火災があったのは、鉄を溶かすために必要な黒鉛電極を作っている第7工場です。炉の温度は、2000〜3000度まで上がり、温度が非常に高いため、鎮火までに数日間を要する可能性があるということです。
なぜ、すぐ消火できないのでしょうか。
元麻布消防署長 坂口隆夫さん
「炉の場合には、相当、高温になっているので、直接、水をかけると急激に気化する。一種の“水蒸気爆発”現象が起きる」
「炉の場合には、相当、高温になっているので、直接、水をかけると急激に気化する。一種の“水蒸気爆発”現象が起きる」
複数回爆発音が聞かれるなど、今回の爆発は、どのようなものだったと考えられるのでしょうか。
元麻布消防署長 坂口隆夫さん
「カーボンの原料自体には粉末状態の原料もあるから、“粉じん爆発”が起きたのかなかと。空気と混合して、何らかの火種があると、着火して爆発する」
「カーボンの原料自体には粉末状態の原料もあるから、“粉じん爆発”が起きたのかなかと。空気と混合して、何らかの火種があると、着火して爆発する」
消火にあたる富山市消防本部によりますと、煙の毒性の有無については不明だとしていて、日本カーボンは、「鎮火を待って、速やかに調査する」とコメントしています。
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