社会

2025年9月1日 12:14

「一難去ってまた一難」猛暑列島を冷ます待望の雨も今度は大雨に警戒

2025年9月1日 12:14

「一難去ってまた一難」猛暑列島を冷ます待望の雨も今度は大雨に警戒
広告
1

■猛暑を終わらす待望の雨 

9月に入っても異例な猛烈残暑が収まりません。きょう1日(月)も名古屋で9月の観測史上1位となる38℃、山形で37℃、東京で36℃などが予想され、全国的に猛暑が続く見通しです。ただ、この猛暑も終わりが見えてきました。

秋雨前線が西〜東日本まで南下してきて、3日(水)以降は東日本や西日本で広く雨が降る予想です。この雨でようやく猛暑が終わる見込みで、4日(木)には名古屋で8月14日以来、久しぶりに最高気温が35℃に届かなくなる予想です。東京も4日(木)の最高気温は31℃で、猛暑に晒され続けた体にとってはホッと一息つける気温になりそうです。

■渇水列島に久しぶりのまとまった雨

お盆以降は雨が少ない
お盆以降は雨が少ない

お盆前には九州で大雨特別警報が出されるなど、記録的な大雨となりましたが、お盆以降は山沿いでゲリラ雷雨が発生するくらいとなり、西〜東日本の市街地は雨が非常に少なくなっています。20日間の雨量が0mmというところも多く、カラカラに乾いた大地にとっては、今週後半は恵みの雨になると言えそうです。

【8/12〜31の20日間降水量(平年比)】
東京  2.0mm(2%)
千葉  0.0mm(0%)
横浜  0.5mm(0%)
浜松  0.0mm(0%)
名古屋 3.0mm(3%)
岐阜  1.5mm(1%)
和歌山 1.5mm(2%)
高松  4.0mm(6%)

■南から近づく低気圧で大雨の恐れも

ただ、この雨、喜んでばかりはいられません。場合によっては大雨となる恐れがあります。そのカギを握っているのは、南の海上にある低気圧。今後発達して日本列島に近づいてくる可能性があります。秋雨前線の影響もあり、熱帯低気圧や台風として近づいてくると太平洋側を中心にかなりの大雨となります。「猛暑のち大雨」の一週間となりかねません。熱中症対策だけではなく、大雨対策も心がけてください。

広告