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東京・世田谷区の路上で1日午後1時半過ぎ、女性が首を刃物のようなもので切られました。
現場は、東急田園都市線の駒澤大学駅から500メートルほど、撮影スタジオのすぐ前。たくさんの店舗が立ち並ぶ、国道246号から住宅街の方に少し入ったエリアでした。
警察官が駆け付けると、首のあたりを切りつけられた女性が路上に倒れていました。
女性は、韓国籍で自営業の40歳。意識不明の重体で病院に搬送されましたが、午後3時前、死亡が確認されました。
女性は、仕事で、撮影スタジオを訪れていたそうです。
女性の仕事仲間に話が聞けました。
女性の仕事仲間
「本当にお姉さん的な感じ。(Q.普段、日本にいる人)そうですね、ずっと日本にいる。きょうは一緒にいたけど、私たちも何が起こったのか、全くわからなくて。(Q.叫び声は)それを聞いて、電話した」
「本当にお姉さん的な感じ。(Q.普段、日本にいる人)そうですね、ずっと日本にいる。きょうは一緒にいたけど、私たちも何が起こったのか、全くわからなくて。(Q.叫び声は)それを聞いて、電話した」
通報した男性
「僕が119番通報した。『スタジオで血を大量に出している女性がいるので来てください』と。2〜3分の間の出来事。急に悲鳴が聞こえた。男の姿は見ていない」
「僕が119番通報した。『スタジオで血を大量に出している女性がいるので来てください』と。2〜3分の間の出来事。急に悲鳴が聞こえた。男の姿は見ていない」
現場近くの防犯カメラは、全力疾走で現場から遠ざかる男の姿をとらえていました。
所村武蔵アナウンサー
「走っていく姿が映っていたのは、現場近くの交差点から50メートルほど離れた所にある白いマンションに設置されていた防犯カメラです。とらえられているのは246号沿いの歩道で、進んでいった先には、三軒茶屋駅など人通りの多い繁華街があります」
「走っていく姿が映っていたのは、現場近くの交差点から50メートルほど離れた所にある白いマンションに設置されていた防犯カメラです。とらえられているのは246号沿いの歩道で、進んでいった先には、三軒茶屋駅など人通りの多い繁華街があります」
1日夕方、国際線が発着する羽田空港の第3ターミナルで、韓国籍の男(30)の身柄が確保されました。
確保される様子を目撃した人によりますと、男は、涙を流しているように見えたそうです。
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男と亡くなった女性の関係は、明らかになっていません。ただ、女性は、何らかのトラブルを抱えていたようです。実は、警視庁に「交際している男性に別れ話をしたところ、トラブルになりました」と相談をしたばかりでした。
警視庁に相談したのは、8月29日未明でした。その際、男性が韓国籍であること、「先日、来日した」こと、そして「束縛が強い」ことを伝えたといいます。
その男性が、今回の事件で身柄を確保された男と同一人物なのかどうかは、まだわかっていません。
警視庁は、容疑が固まり次第、男を逮捕する方針です。
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