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倒産や廃業が過去最多となっている歯医者が、今、生き残りをかけて独自に工夫してサービスを進化させています。
生き残りかけ、独自の進化
80代
「丸々半年行ってない」
20代
「行ってないですね。1年以上行ってない」
「丸々半年行ってない」
20代
「行ってないですね。1年以上行ってない」
全国でおよそ6万7000軒ある歯科医院。私たちの生活に身近な存在ですが、今曲がり角を迎えています。
帝国データバンクによりますと、去年の倒産は27件と過去最多に。休業や廃業などと合わせると145件に上り、こちらも最多となりました。
生き残りをかけ、歯科業界は独自の進化を遂げています。
スタッフ
「お尻向けられているね」
子ども
「大丈夫」
「お尻向けられているね」
子ども
「大丈夫」
茨城県守谷市の歯医者が導入したのは、犬と触れ合える「アニマルセラピー」。子どもが診療台に横になると、セラピー犬がおなかにちょこんと座り、緊張を和らげます。
子ども
「怖くなかった」
保護者
「(子どもは)歯医者嫌がるけど『ワンちゃんいるから来る』って。とても助かっている」
「怖くなかった」
保護者
「(子どもは)歯医者嫌がるけど『ワンちゃんいるから来る』って。とても助かっている」
セラピー犬は専門の訓練を受けていて、治療中もじっと子どもを見守ります。不安そうだった男の子も、おなかの上に犬が乗ると、笑顔でカメラにピースサイン。
パレットデンタルクリニック
鈴木伸江歯科医
「(人気で)東京の方がいらっしゃる。犬を抱くことで急に(子どもの)手が出てくることもなく、私にもいいことですし、子どもたちも“安心感”があるみたい」
鈴木伸江歯科医
「(人気で)東京の方がいらっしゃる。犬を抱くことで急に(子どもの)手が出てくることもなく、私にもいいことですし、子どもたちも“安心感”があるみたい」
一方、東京・渋谷区の歯医者では…。
診療室の一角に併設されたのは、パーソナルトレーニングジム。この日は、レスリングが趣味の大学生が、マウスピースの調整のついでにトレーニングを受けていました。
クリニックに来た大学生
「僕も最初は歯医者通ってなかったけれど、一緒にトレーニング教えてくれるならモチベーションにもなるし」
「僕も最初は歯医者通ってなかったけれど、一緒にトレーニング教えてくれるならモチベーションにもなるし」
“歯も体も日々のメンテナンスが大切”という発想から始まったサービスで、目指すのは「治療と運動の一体化」です。
渋谷デンタルオフィス
豊川竜多院長
「例えばジムの中に歯科クリニックをジョイント(合体)できれば、非常に患者さんにとっても幸せだと思うし、1つの“歯科の新しい形”が見えてくると思う」
豊川竜多院長
「例えばジムの中に歯科クリニックをジョイント(合体)できれば、非常に患者さんにとっても幸せだと思うし、1つの“歯科の新しい形”が見えてくると思う」
(「グッド!モーニング」2025年9月8日放送分より)
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