社会

2025年9月10日 12:19

線状降水帯が相次ぎ記録的な大雨 活発な秋雨前線 関東なども激しい雷雨の恐れ

線状降水帯が相次ぎ記録的な大雨 活発な秋雨前線 関東なども激しい雷雨の恐れ
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九州で相次いで線状降水帯が発生

きょう10日朝は九州に相次いで線状降水帯が発生して危険な状況になっています。
気象庁は午前5時半ごろに長崎県南部、午前6時ごろに熊本県の天草・芦北地方に線状降水帯が発生したとして顕著な大雨に関する情報を発表しました。
長崎県の南島原市では6時間で200mmを超え観測史上1位の大雨となったほか、熊本の苓北町付近では1時間におよそ110mmの雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報も発表されました。急激な大雨で地盤のゆるみや河川が増水した状態がしばらく続く可能性があります。危険な場所には近づかないようにしてください。

中国地方に線状降水帯予測 東北も危険な大雨に

気象庁はきょう10日昼過ぎにかけて島根県や鳥取県で線状降水帯が発生する恐れがあるとして警戒を呼び掛けています。中国地方付近には朝から発達した雨雲がかかり、広島県内では観測史上1位の非常に激しい雨が降りました。このあとも線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。
また、きょう10日の夜からあす11日朝にかけては東北付近に活発な雨雲がライン上にかかる予想となっています。東北でも一気に河川が増水したり土砂崩れが起きたりするほどの降り方になる可能性があります。気象庁のキキクルを見るなど大雨災害への意識を高めてください。

東北も大雨に警戒
東北も大雨に警戒

関東など東日本も激しい雷雨に警戒

あす11日にかけて活発な秋雨前線が南下して太平洋側でも雨が強まりそうです。関東は長時間降り続くというより、天気が急変しやすい状況となります。局地的な短時間の大雨で道路が冠水するほどの雨が降る恐れがあります。また、雨雲が発達するということは雷が落ちたり、ひょうが降ったり、さらに竜巻などの突風が発生する可能性もあります。天気急変のサインを感じたら頑丈な建物など安全な場所へ移動しましょう。

天気急変のサイン
天気急変のサイン
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