社会

ABEMA NEWS

2025年9月10日 11:31

いびきが原因で離婚も…9割女性が悩む“イビハラ”問題が深刻「めちゃくちゃ腹立つ」「一緒に寝るのは嫌」

いびきが原因で離婚も…9割女性が悩む“イビハラ”問題が深刻「めちゃくちゃ腹立つ」「一緒に寝るのは嫌」
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 いびきによるハラスメント「イビハラ」。寝室をともにしているカップルのうち、パートナーのいびきが気になる女性はおよそ9割で家庭内、男女間でも問題となっている。

【映像】難聴になるレベルのいびき(実際の映像)

 ABEMA的ニュースショー・放送作家のタムケン氏はこの夏、家族サービスとして家族そろって福島の「スパリゾートハワイアンズ」へ旅行に。しかしそこで悲劇が起きたという。

 タムケン氏は「(宿泊代は)たぶん4人で10万円後半。めちゃめちゃいい部屋を頑張って取った。僕は車で運転して疲れていて、先に居眠りしたくなって(家族と同じ部屋で)寝ていたら……」と振り返った。一旦は同じ部屋で寝たが、「みんな寝たなと思ってから寝て、寝落ちしたなと思った瞬間に『うるさいよ!』『うるせーから寝るなよ』と言われて、それを3度ぐらい。みんなが寝静まったなというところまで我慢して、寝たと思って寝ているが、それでも瞬間的に(家族に)起こされちゃう。せっかくいい部屋を取ったが、車中泊。僕だけ駐車場で寝た」と明かした。

 妻は普段のタムケン氏のいびきについて「2階にいても1階のいびきの音が聞こえるレベルのときもある」と証言。

 タムケン氏の「パパと一緒に旅行行くの嫌?」という質問に、妻は「いびきがうるさい人と一緒に寝るのは嫌」と回答。「今後も旅行へ行くとしたら」と聞かれると「どちらかと言えば(部屋は)別になってほしい」と答え、「じゃあ、旅行はこれから2部屋?」と問われると、長男は「2部屋にしましょう!」と取り付く島もなかった。

 タムケン氏は「本当に(部屋を)広く使えたらしく、楽しそうだった。喜んでくれたらいいけど、僕もそこを分かち合いたいな……」と胸中を吐露。普段は、自宅のリビングで愛犬と一緒に寝ているそうだ。

 中にはいびきが原因で離婚に発展する人もいるが、果たしていびきは不倫などと同じく、離婚理由として認められるのか。

 AZ MORE国際法律事務所 大阪事務所所長の中川みち子弁護士は「協議で離婚する場合には、別に何が理由であっても双方の意思が合意すれば離婚は可能。一方が『いびきがうるさい』からということで、離婚請求を訴訟で起こした場合に、できるかというと正直難しい。強度の精神病にかかったなど、かなり高度な理由がないと認められない。例えば『寝る部屋を別にする』であるとか、そういった工夫をすれば『何とか解決できるんじゃないですか?』ということであれば、なかなか離婚理由にまでは認められない」と解説した。

 イビハラ問題、最も深刻な現場は交際したてのカップルの夜。街でインタビューを実施すると「付き合ってる男性にいびきをかかれて困ったことは?」という質問に「めちゃくちゃあります。地面から響くような感じできちゃうので」「結婚したら部屋は別にしようとか、話はしています」といった声が聞かれた。

 元カレのいびきが原因で破局したという女性に話を聞いた。都内在住30代のAさんは「夢さめますよ本当に。そのぐらい大きいと思う。カップルで付き合いたてだったら100点から20点まで下がる」と告白。

 「旅行で初めて一緒の部屋で寝て知る形になったりとか、めちゃくちゃ寝れなくて。相手がすごいいびきで気持ちよさそうに寝ていると、めちゃくちゃ腹立つんですよね。自分が寝れないからどんどんストレスが溜まっていくけど、彼は気にせずにそのまま気持ちよさそうに寝てるから、朝起きたときの温度差がスゴくて『それは気持ちいい朝を迎えたんだろうな……』みたいな。でも関係的に言えないから、めっちゃモヤモヤするんですよね。そういうときは見きりをつけるというか、この人との将来ないなと」とコメント。

 「旅行行きたくないし、家泊りたくないですよね。こっちは寝れてなくて、向こうは元気に旅行を楽しんでたら、それはそれで腹立つ。最初から新婚で寝室を分けたくないじゃないですか。トキメキは睡眠には勝てない」と自身の考えを述べた。

 さらに見切りをつける際の行動について「自分も『いびきしてないかな……』というのがめっちゃ気になっちゃうんですよ。アプリでいびきをかいてないかと確認して、録音して。『よし、私はいびきかいてないな』というので。私は迷惑かけてないけど、一方的に私はいびきの被害を受けてるから、もうこの人とは無理だなという形で、終わりの方向に向かう感じ」と明かした。

 女性は現在、いびきをかかない男性と巡り合い幸せな結婚生活を送っているそう。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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