天皇ご一家　長崎へ慰霊の旅　被爆者と懇談

　天皇皇后両陛下と愛子さまが、長崎を訪問されています。御一家は先ほど、被爆者と懇談されました。

長崎へ慰霊の旅

歓迎の気持ちを表す「提灯（ちょうちん）奉迎」

　長崎県庁では大勢の人が集まり、ご一家の登場を待ちわびています。これは、歓迎の気持ちを表す「提灯（ちょうちん）奉迎」です。

長崎を訪問されている御一家

　12日から長崎を訪問されている御一家。待ち構える人々のほうを振り返ると…。

　戦後80年にあたる慰霊の旅。その締めくくりとなるのが、長崎です。御一家の姿に感動したのでしょうか、目元をぬぐう人もいました。

原爆落下中心地碑に花を手向け、深々と頭を下げられた

　12日午後3時半頃、両陛下と愛子さまは、長崎市の平和公園を訪問されました。原爆落下中心地碑に花を手向け、深々と頭を下げられました。

ご一家に会えた人
「（Q.みなさんに（ご一家が）手を振られた）振っていただきました。子どもたちが並んで『愛子さま』と言っていたから、こっちを向いて手を振っていただいたり、頭を下げていただいたり感激でした」

4月から硫黄島、沖縄、広島を訪問

　長崎は戦後80年にあたる慰霊の旅の締めくくりです。今年、両陛下は戦没者の慰霊のため、4月から硫黄島、沖縄、広島を訪問されました。

愛子さまが質問される場面

　愛子さまが長崎を訪問されるのは、初めてです。

　原爆資料館では、長崎の惨状についての展示をご覧になり、愛子さまが質問される場面も。

陛下は、被爆者に優しく声をかけられた

　午後5時から、被爆者らと懇談されました。陛下は被爆者に優しく声をかけられます。

中村キクヨさん（101）

中村キクヨさん（101）
「会っていただきましたことは、最高の喜びでございます」