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違法なオンラインカジノで、常習的に賭博した罪に問われたフジテレビの元担当部長・鈴木善貴被告の(44)初公判が16日、行われました。
起訴内容を読み上げられると、鈴木被告は、はっきりとした声で「間違いありません」と認めました。
検察側によりますと、今年5月までの8カ月間で、賭け金は、推定5億9700万円余りだといいます。
鈴木被告がのめり込んだオンラインカジノは、警察庁が行った実態調査で、国内で経験者は3.45%いると推計されています。
初公判で語られたのは、オンラインカジノに取り込まれていった自らの過程でした。
弁護人
「いつオンラインカジノを始めた」
鈴木善貴被告
「コロナ禍くらい。それまでは韓国のカジノで楽しんでいた」
弁護人
「きっかけは」
鈴木善貴被告
「コロナで韓国に行けなくなって、それまでカジノに行ってた友だちがやっていたので始めた」
弁護人
「禁止されているとは」
鈴木善貴被告
「当時は知り合いも、周りもやっていて、生配信している人もいたので、違法性に気づかなかった」
弁護人
「成績は」
鈴木善貴被告
「2000〜3000万円、負けている。クレジットカードの限度額すべてを入れて負けたところから借金が始まった。初めは消費者金融、次は街金、そして知人、家族と。合計2000万円くらい」
弁護人
「やめようとは」
鈴木善貴被告
「負けた瞬間はそう思うが、その後、勝てば一気に返せると思ってしまった」
「いつオンラインカジノを始めた」
鈴木善貴被告
「コロナ禍くらい。それまでは韓国のカジノで楽しんでいた」
弁護人
「きっかけは」
鈴木善貴被告
「コロナで韓国に行けなくなって、それまでカジノに行ってた友だちがやっていたので始めた」
弁護人
「禁止されているとは」
鈴木善貴被告
「当時は知り合いも、周りもやっていて、生配信している人もいたので、違法性に気づかなかった」
弁護人
「成績は」
鈴木善貴被告
「2000〜3000万円、負けている。クレジットカードの限度額すべてを入れて負けたところから借金が始まった。初めは消費者金融、次は街金、そして知人、家族と。合計2000万円くらい」
弁護人
「やめようとは」
鈴木善貴被告
「負けた瞬間はそう思うが、その後、勝てば一気に返せると思ってしまった」
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借金が膨れ上がるなかで、オンラインカジノをやめる機会はあったといいます。
鈴木善貴被告
「一時、やめていた。でも、借金があると、日々のストレスがすごくて、やってしまった。やってるときは、“いつでもやめられる”“自分は違う”と思っていた。でも、やっぱり病気なんだなと」
「一時、やめていた。でも、借金があると、日々のストレスがすごくて、やってしまった。やってるときは、“いつでもやめられる”“自分は違う”と思っていた。でも、やっぱり病気なんだなと」
今年2月、フジテレビの社内調査で発覚しましたが、そのわずか2週間後には、オンラインカジノを再開。
フジテレビに対して「もうやっていません」と説明しながらも、断ち切ることはできませんでした。
そして6月、逮捕。フジテレビを懲戒解雇になります。
鈴木善貴被告
「会社にもとてつもない迷惑をかけた。知人、友人にも本当に申し訳ない。この事件の被害者は家族だと思っている」
「会社にもとてつもない迷惑をかけた。知人、友人にも本当に申し訳ない。この事件の被害者は家族だと思っている」
法廷では、自宅マンションを売却し、借金返済のめどを立てたことも明かされました。いまは、専門病院に通院し治療を受けているといいます。
検察側は「オンラインカジノは社会問題化していて、厳重に処罰することが必要」と懲役1年を求刑。弁護側は、執行猶予付きの判決を求めて結審しました。
判決は、今月25日に言い渡されます。
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