社会

2025年9月17日 12:10

ようやく季節前進 天気図にも秋の気配

ようやく季節前進 天気図にも秋の気配
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■ようやく…真夏終了のお知らせ

 きょう17日水曜日とあす18日木曜日はまだ真夏の暑さとなりそうです。関東を中心に35℃以上の猛暑日が続出し、最も高い所は37℃まで上がる見込みです。あと2日は万全な熱中症対策を行うようにしてください。

気象庁 午前11時予報

17日:関東で1週間ぶりの猛暑日に
【予想最高気温】
熊谷(埼玉) 37℃ 年間猛暑日日数過去最多を更新中
前橋 36℃ これまでで最も遅い猛暑日か
東京 35℃ 9日ぶりの猛暑日か

18日:今年最後の猛暑日続出か
【予想最高気温】
静岡 37℃ 
甲府 36℃
東京 35℃ 最も遅い猛暑日か(去年の記録と並ぶ)

 しかし、そのあとは北日本を中心に気温が平年並みか平年より低い予想で、ようやく季節が進むことになりそうなのです。

■秋の気配は天気図にも

 毎日天気図をみていると、気圧配置からも季節を読み取れるようになります。あす18日の予想天気図は、まさにこの時期らしい気圧配置となっています。

あすの予想天気図 前線の北は冬型 前線の南には太平洋高気圧と台風
あすの予想天気図 前線の北は冬型 前線の南には太平洋高気圧と台風

 まず、西日本〜東日本付近に秋雨前線が停滞する見込みです。前線は質の違う空気と空気の「境目」にあたり、前線より北は秋本番へ一歩前進、ということになりそうです。

 どういうことかというと、前線より北の等圧線は縦じま、「西高東低の冬型の気圧配置」になっています。もっと北の方から冷たい空気が流れ込みやすくなるので、北日本は涼しい空気に覆われて一足早く秋らしさを実感できそうです。18日夜には、朝よりも気温が下がる所もあり、服装選びには注意が必要となってきます。時間ごとの気温をチェックして、20℃くらいまで下がる場合は長袖の羽織りを準備するようにしてください。

 一方、南側はまだ夏です。太平洋高気圧の中心が西日本の南の海上にあり、台湾付近には台風が進む見込みです。この台風はあす朝までに新たに発生する予想で、北西に進むため日本への大きな影響はないとみています。

■秋こそ台風シーズンである

 実は、上記天気図には入っていませんが、あす朝までにもう一つ台風に発達しそうな熱帯低気圧が存在しています。こちらは先島諸島には影響しそうなコースとなりそうで、今後の情報に注意が必要です。

 秋の台風は秋雨前線と関連してたびたび大雨をもたらしてきました。週末以降、猛暑は落ち着き過ごしやすくなるものの、大雨の情報には引き続き注意が必要です。

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