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自宅に火をつけて介護が必要な夫を殺害した疑いで、76歳の女が逮捕されました。近所でも仲睦まじい夫婦として知られる2人の間に一体、何があったのでしょうか。
“仲よし夫婦”と近所で評判
明け方の北海道。まだ雪が残る現場に、炎が立ち上がります。火災と思われた事態は一転、妻による殺人事件に。
ゆっくりとした足取りで車に乗り込む女。その表情を変えることはありませんでした。夫を殺害した疑いで送検された岩崎明子容疑者(76)です。
現場は北海道士別市。岩崎容疑者は今年3月、自宅に火を放ち、夫の信幸さん(81)を急性一酸化炭素中毒によって殺害した疑いが持たれています。
近所の人
「窓から(火が)ふき出しているのは見た」
「(Q.窓から火がものすごい勢いで?)うん」
「窓から(火が)ふき出しているのは見た」
「(Q.窓から火がものすごい勢いで?)うん」
当時、1階の寝室には亡くなった夫がいました。2階には40代の娘と50代の息子がいました。娘がやけどなどのけがをし、息子にけがはありませんでした。消防によると、玄関の近くで灯油のポリタンクが見つかっています。
近所の人は仲の良い夫婦の姿を覚えていました。
近所の人
「良い人だった。明るい人で、夫も。元床屋さんだから」
「(Q.誰が?)夫の信幸さん。妻が手伝っていた。もう10年前か、十何年にもなる。床屋をやっている時に会って、面白い人だなと思っていた。2人で笑ったりして、本当に仲良かった。床屋で切ってもらった人は『上手だね』と言っていた。『あら引っ越して来たんだ』と『町内一緒だね』と言った。中に入ったことはないけど、いろいろ話していた」
「良い人だった。明るい人で、夫も。元床屋さんだから」
「(Q.誰が?)夫の信幸さん。妻が手伝っていた。もう10年前か、十何年にもなる。床屋をやっている時に会って、面白い人だなと思っていた。2人で笑ったりして、本当に仲良かった。床屋で切ってもらった人は『上手だね』と言っていた。『あら引っ越して来たんだ』と『町内一緒だね』と言った。中に入ったことはないけど、いろいろ話していた」
数年前に夫が病気になり、警察によると、要介護認定を受けていたことが分かりました。
近所の人
「(Q.ずっと妻が面倒を)みてた。ここにも介護の人が来て、全部妻がやっていた。夫が脳梗塞(こうそく)になってから、よく面倒みていた。優しい人だったよ。普通はみないよね」
「(Q.ずっと妻が面倒を)みてた。ここにも介護の人が来て、全部妻がやっていた。夫が脳梗塞(こうそく)になってから、よく面倒みていた。優しい人だったよ。普通はみないよね」
岩崎容疑者の供述
「夫と一緒に死のうと思った」
「夫と一緒に死のうと思った」
岩崎容疑者は容疑を認めているということです。
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