■関東など東日本で続・猛烈残暑 都心は最も遅い猛暑日に
きょう18日（木）も関東など東日本では朝から蒸し暑く、真夏のように気温がぐんぐん上がっています。
東京都心を含めて関東や東海を中心に35℃以上が続出する見込みで、体にこたえる猛烈残暑です。
東京 36℃ 観測史上最も遅い猛暑日
熊谷（埼玉） 37℃
前橋 36℃ 観測史上最も遅い猛暑日
甲府 36℃
9月後半ですが、東京や前橋では、この時期にここまで暑くなるのは珍しく、観測史上最も遅い猛暑日になります。意識的に水分補給や冷房利用などを心がけて熱中症対策を万全にしてください。
■秋雨前線が南下 やっと！「夏」から「秋」へ
この長引く残暑の主な原因は「夏の太平洋高気圧」に覆われたためですが、ついに天気の主役が「夏の高気圧」から「秋の高気圧」へ入れ替わります。その空気の境目が列島付近に伸びている秋雨前線で、今夜にかけては関東の南の海上まで南下してくるでしょう。
午前中は、新潟県や山形県など日本海側で大雨となりましたが、午後は関東でも天気が急変し、激しい雷雨となる所が出てきそうです。
今夜は、中国四国〜北海道にかけて秋雨前線の北側になるため、ぐっと涼しくなる所が多いでしょう。
■夕方以降は都心でも非常に激しい雷雨の恐れ
秋雨前線は、夏の空気と秋の空気がせめぎあって出来る空気の境目で、現在、活動が活発になっています。午後は前線の南下とともに、都心を含め関東でも前線や暖かく湿った空気の影響で激しい雷雨となる恐れがあります。
日中に晴れて暑くなった関東や東海などでも、午後の天気急変に備えて、洗濯物は乾いたら早めに取り込んでください。午後のお出かけは雨具を準備して、帰宅時間は交通情報にも気を付けましょう。
■週末はいよいよ「秋」到来！ 長袖活躍の涼しさへ
週末は北日本や東日本で秋の涼しさとなり、特に朝晩はひんやりする体感で「秋」到来となるでしょう。西日本でも一日の中で30℃以下の時間が長くなり、だいぶしのぎやすくなりそうです。
今年は6月から9月中旬まで平年を大幅に上回る気温の日が多かったため、この週末はグッと秋めいて感じられそうです。夏の疲れがたまっている方も多いと思いますので、体調を崩さないようにご注意ください。
この週末は長袖が活躍する涼しさになりますので、一気に秋服への衣替えをしても良さそうです。
■南の海上が騒がしい…来週は3つの台風の卵に注意
一方で、南の海上は、まだ夏の空気が優勢で対流活動が活発になっています。
午前9時現在、台風の卵と言われる熱帯低気圧が3つも発生していて、今後、台風が相次いで発生する可能性があります。
来週は、念のため台風の動向にも注意してください。
