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記録的大雨によって水没した三重県四日市市の地下駐車場。車274台が、取り残されています。
被害から7日目の18日、初めてテレビカメラが入りました。
松本拓也ディレクター
「真っ暗ですね。ここは地下1階ですが、車が通路を完全にふさぐようにして止まっている。もともと、どういう形で止まっていたのか分からないような状態となっています。すでに水は引いていますが、砂や埃のようなものが地面にはたまっていて、かなり地下1階も埃っぽくなっている。そして、空調が止まっている影響で、かなり蒸し暑いです。1回、ライトを消してみますか。完全に真っ暗、何も見えません」
「真っ暗ですね。ここは地下1階ですが、車が通路を完全にふさぐようにして止まっている。もともと、どういう形で止まっていたのか分からないような状態となっています。すでに水は引いていますが、砂や埃のようなものが地面にはたまっていて、かなり地下1階も埃っぽくなっている。そして、空調が止まっている影響で、かなり蒸し暑いです。1回、ライトを消してみますか。完全に真っ暗、何も見えません」
地下1階は、最も深いところで1.2メートルの雨水が流れ込みました。より深刻な被害が出たのは地下2階。天井まで完全に水没しました。
地下2階に向かいます。
松本拓也ディレクター
「きのう排水作業が完了したということですが、ぬかるみが残っている状態。天井の高さが3.5メートルあるのですが、完全に水没してしまったエリアです。車もフロントガラスが真っ白になっています。この辺りひどい。通路をふさぐように2台の車が並んでいます。そして、サイドミラーが折れています。後ろを見ると、後輪が浮いている。車の後部が、隣の車の窓に突き刺さる形で宙に浮かんでいます」
「きのう排水作業が完了したということですが、ぬかるみが残っている状態。天井の高さが3.5メートルあるのですが、完全に水没してしまったエリアです。車もフロントガラスが真っ白になっています。この辺りひどい。通路をふさぐように2台の車が並んでいます。そして、サイドミラーが折れています。後ろを見ると、後輪が浮いている。車の後部が、隣の車の窓に突き刺さる形で宙に浮かんでいます」
被害は、車だけではありません。
松本拓也ディレクター
「エレベーターの扉が壊れてしまっています。内側から外側に向かって外れている。中には、まだ結構、水が残ったままです」
「エレベーターの扉が壊れてしまっています。内側から外側に向かって外れている。中には、まだ結構、水が残ったままです」
排水ポンプは、水没した地下2階にありました。駐車場の管理会社によりますと、当初は、正常に作動していたものの、停電で止まったのではないかとのことです。
管理会社としては、まず、所有者に被害状況を確認してもらってから、車を運び出す方針だそうです。まだ、そのめどはたっていません。
運営管理会社『ディア四日市』 中森美治事業部長
「(Q.本来であれば、どういった対策を)まだ水量が少なかったら、止水板を持って行ったり対応できたが、あれだけ降られたら身動きとれない。僕も実際に現場にいたけど無理。退避しました。係員と一緒に」
「(Q.本来であれば、どういった対策を)まだ水量が少なかったら、止水板を持って行ったり対応できたが、あれだけ降られたら身動きとれない。僕も実際に現場にいたけど無理。退避しました。係員と一緒に」
ただ、18日夜になって、車の出入口に設置していた浸水を防ぐための装置が、大雨の前から故障していたことが、関係者への取材で分かりました。3カ所ある出入口のうち、2カ所で装置が作動しない状態だったということです。
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