また、関東をゲリラ雷雨が襲いました。茨城県内では足場が崩れるなど、突風の被害が相次ぎました。さらに3つの台風が発生し、今後も注意が必要です。
突風被害 足場倒壊「心臓止まるかと」
18日午後3時ごろ、茨城県つくば市を走る車。次第に強くなる雨風がフロントガラスをたたきつけます。
すると突然、白くもやがかかったと思うと、画面右からトタンなどの板が何枚も吹き飛ばされ、目の前を走るトラックに直撃。車のフロントガラスにもぶつかりました。
風による被害は他にもありました。足場が崩れたのは、解体中だった国家公務員宿舎です。足場は広い範囲にわたって散乱し、フロントガラスが割れてしまった車もありました。
別の場所では、木造2階建ての建物の1階部分が壊れました。
「一瞬の出来事。おそらく1分から2分。(家の)ドアを閉めて、カギを閉めて見上げたら建物が倒れていた」
当時、茨城県の全域で「竜巻注意情報」が出ていました。
18日午後2時前、水戸市では最大瞬間風速20.6メートルの強い風を観測。つくば市や土浦市などでも午後4時までに瞬間的に18メートルを超える風が吹きました。
11日に続き、関東を襲った雨雲。雷も…。
「雷は次々から次に鳴っていて、(撮影中)映像の色が変わるほどで心臓が止まるかと思った」
停電2万軒 冷水シャワーにろうそく生活
強風や雷が原因とみられる停電も関東各地で発生。茨城、埼玉、群馬の3県で一時およそ2万軒を超えました。
さらに、夕食の時間帯に停電が直撃。懸命に復旧作業が行われるなか、停電した住宅地では外に出て様子を見守る人がいました。
「午後3時くらい(から停電した)。カセットコンロでお湯は沸かせたので、なんとかインスタント(食品)でしのいでいる」
「学校の宿題ができなくて、シャワーも冷たくて大変だった」
オール電化の家の中を見せてもらうと、リビングは真っ暗。テーブルの上には、1本のろうそくの炎が揺れていました。
5分ほど経つと電気がつきました。冷たいシャワーを浴びたという女の子にも笑顔が浮かびました。
この周辺では一時1000軒ほどが停電していましたが、およそ4時間後に復旧しました。
日本の南海上には3つの台風があり、今後動きに注意が必要です。
(「グッド!モーニング」2025年9月19日放送分より)
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