20日から国勢調査が始まりますが、調査を装った不審なメールが今、相次いで確認されています。“本物”と“偽物”を見分けるポイントを総務省に聞きました。
あすから国勢調査も“詐欺急増”
「ちょっと開けてみたが、今、国勢調査始まろうと。メール・ネットでもできるようになったのかなって」
18日、この男性にこんなメールが届きました。
「総務省統計局より、『2025年国勢調査』についての重要なお知らせです」
回答期限や回答方法のほか、特典の説明、未回答などの場合に科せられる罰金についての言及もあります。回答用のサイトに誘導するためのURLも貼ってありますが、これ、実は詐欺のメール。だまされないために、どこを見て気を付ければいいのでしょうか。
そもそも国勢調査とは、人口や世帯数などを把握するために行われる統計調査。
「いよいよあす20日から国勢調査が始まります。国勢調査は5年に1度。日本にお住まいのすべての人を対象に行う国の重要な調査であります」
既に書類が届いている場所もあり、調査に向けた動きが活発になっています。そんな時期に現れる不届き者。
「許せないと思うが、自分自身が対応するしかない」
国勢調査をかたる詐欺の見分け方を総務省に聞きました。
中村英昭課長
「例えば9月17日に送信されていて、回答期限がその日の午後11時59分。『その日に回答しろ』はありえない」
正式な国勢調査の回答期限は10月8日です。
特典も嘘。ただ、罰則の可能性については、現行の統計法にも記載があり、本当だといいます。しかし、そもそも…。
メールがきた時点で、それは詐欺なのです。
ところが、メールだけではありません。偽の調査員に訪問されたというケースも。では調査員の見分け方は?そこには、一目瞭然のポイントがありました。
「ニセ調査員」見分け方は?
5年に1度、国勢調査の時期に合わせて増える詐欺メール。他にも高齢女性の家に不審な人物が訪れ、電話番号を聞かれたというケースもありました。
20日から調査員の訪問が始まる国勢調査。偽物と本物、どう見分ければいいのでしょうか。総務省の担当者は…。
さらに、もう1つアイテムが…。
調査員証とカバンが本物であるという目印です。
回答をオンラインでする場合は、公式サイトや調査員に渡された書類を参考にして記載して下さい。
国勢調査では金銭の要求はありません。
銀行口座の暗証番号やクレジットカードの番号を聞くこともありません。