愛子さまが23日、伝統的な乗馬術などをご覧になりました。愛子さまと馬には深い絆がありました。
愛子さまに馬も緊張ぎみ?
祝日の23日、歓声に子どもたちの声も混じります。
愛子さまが訪問されたのは、東京世田谷区の馬事公苑です。愛子さまは母衣(ほろ)引きという母衣を長くたなびかせる馬術をご覧になり、笑顔で拍手を送られたということです。
愛子さまが馬に近づかれると馬もペコリ。直後、馬の様子が…。
「緊張の歯ぎしりですか?」
「8歳の若い馬なので、こういった場面に慣れていない。緊張から歯ぎしり…」
去年パリオリンピックの総合馬術で銅メダルを獲得した「初老ジャパン」こと戸本氏の馬術をご覧になりました。
説明に愛子さまは感心したご様子でした。
緊張気味の人馬。歩幅を調整しながら障害を飛んでいきます。
ちょっぴり失敗も。
愛子さま“馬愛”ヒストリー
この馬事公苑で、64年前には皇太子時代の上皇さまが馬術競技に参加されました。馬に乗って障害を飛び、笑顔を見せられます。
馬との深いつながりは明治天皇から続いていて、歴代の天皇も、幼少の頃から乗馬にいそしまれました。
愛子さまも馬好きで知られます。
ポニーに乗る5歳の愛子さま。おっかなびっくりニンジンを与えられます。雅子さまが馬をなでると、愛子さまも…。
愛子さまにもかつて、愛馬がいました。
両陛下が1994年にオマーンを訪問された際に国王からアラブ純血の名馬が贈られました。
その子どもが豊歓号です。雅子さまがなでてもおとなしくしています。
愛子さまは子どものころから豊歓号の背に何度も乗られたということです。
皇居内の厩舎で飼われていましたが、高齢になり、栃木県の御料牧場に移されることが決まると、愛子さまは、餌(えさ)をあげたり、なでたりしてお別れをされたということです。
「特に雅子や愛子は生き物が好きですので、御料牧場や那須での静養の折には一緒に楽しく過ごすことができることをありがたく思います。普段散歩の折には皇居内の厩舎(きゅうしゃ)にいる馬たちや警察犬に会いに行くこともいつも楽しみにしています」
宮内庁によりますと、23日のイベントに愛子さまが参加されたのは、特に若い人々に馬の文化の魅力を発信したいということで、愛子さまに出席の願い出があったということです。
愛子さまの前で、馬術を披露した中高生は。
「とても穏やかなかたなんだなと…」
「(Q.馬がお好きという感じは?)たくさん…弦巻のことをよく知っているということと、馬場馬術のことをよく知られていてすごいなと」
また、メダリストの戸本さんとの懇談のなかで、愛子さまは銅メダルをご覧になり、「馬術競技を家族でテレビで見ていました」と話されたということです。