社会

グッド!モーニング

2025年9月25日 12:22

口止めと告発者探しの疑惑が浮上 セクハラ認定の沖縄・南城市長

口止めと告発者探しの疑惑が浮上 セクハラ認定の沖縄・南城市長
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 女性職員へのセクハラ行為が認定された市長が“告発者探し”と“口止め”を行っていたのではないかという疑惑が浮上しています。

市長「もう訴える準備しているから」

沖縄・南城市 古謝景春市長(70)
「(Q.セクハラ行為については今どのような考えを?)真実が明らかになります」

 今年5月に第三者委員会から、女性職員の体を触ったりキスをしたりするなどのセクハラ8件が認定されている、沖縄県南城市の古謝市長。

 セクハラ被害を訴えた女性職員が、その3カ月後に市長との会話を録音していました。

市長との会話を録音
市長との会話を録音
市長(8月13日)
「(あなたに)ハグしたじゃない。これ第三者委員会に話したの?」
女性
「え?わたし?いえ、違います」
市長
「やってない?誰かが見てからさ、あんたと私のことを見て、キスされていたって言ったり、しているような感じするわけ。それ以外は全然やっていないからやってないよね?」

 市長は、守られるべき調査内容について問いただし、口止めや告発者探しをするようなやりとりを続けます。

口止めや告発者探しをするようなやりとりを続けた
口止めや告発者探しをするようなやりとりを続けた
市長(9月8日)
「あんたが言ったんではないよね?」
女性
「私じゃないです」
市長
「だったらいいよ。もう訴える準備しているから」
女性
「分かりました。失礼します(退室)」
「もう毎日出勤するのがつらかった」
「もう毎日出勤するのがつらかった」
被害を訴える職員
「もう毎日出勤するのがつらかった。市長室に入るのも、すごく怖かった」

 女性が市長への恐怖と怒りを語りました。

辞職提言も市長は拒否

「ハグは女性からしてきた」と責任転嫁
「ハグは女性からしてきた」と責任転嫁

 第三者委員会から女性職員にキスをするなど、8件のセクハラを認定された沖縄県南城市の古謝市長。

市長(8月14日)
「ハグはやったね。それを『キスをしたのではないか』と、皆言っているからさ」

 当初、市長はハグをしていたことを認めていましたが、今月に入ると主張を一転。「ハグは女性からしてきた」と責任を転嫁します。

市長(9月8日)
「ここで僕が最初に会った時に『古謝さん、お久しぶりですね』とハグしてきたのは、それだけは覚えているから。それ以外はやってないからさ」

 女性職員は、市長からの脅しが過激になったため、働き続けることができなくなり、休職せざるを得なくなったといいます。

被害を訴える職員
「嘘をつかれているので、私から抱きつかれたとかキスされたとか。市長はずっといられるのに被害者はおびえて過ごすしかない。本当に悔しい」
第三者委員会は辞職を提言しているが市長は拒否
第三者委員会は辞職を提言しているが市長は拒否

 第三者委員会は、再発防止策として市長の辞職を提言していますが、古謝市長は拒否しています。

 市議会では、これまで3回不信任決議案が提出されましたが、いずれも否決されていて、26日にも4回目の不信任決議案が提出される見込みです。

(「グッド!モーニング」2025年9月25日放送分より)

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