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女性職員へのセクハラ行為が認定された市長が“告発者探し”と“口止め”を行っていたのではないかという疑惑が浮上しています。
市長「もう訴える準備しているから」
沖縄・南城市 古謝景春市長(70)
「(Q.セクハラ行為については今どのような考えを?)真実が明らかになります」
「(Q.セクハラ行為については今どのような考えを?)真実が明らかになります」
今年5月に第三者委員会から、女性職員の体を触ったりキスをしたりするなどのセクハラ8件が認定されている、沖縄県南城市の古謝市長。
セクハラ被害を訴えた女性職員が、その3カ月後に市長との会話を録音していました。
市長(8月13日)
「(あなたに)ハグしたじゃない。これ第三者委員会に話したの?」
「(あなたに)ハグしたじゃない。これ第三者委員会に話したの?」
女性
「え?わたし?いえ、違います」
「え?わたし?いえ、違います」
市長
「やってない?誰かが見てからさ、あんたと私のことを見て、キスされていたって言ったり、しているような感じするわけ。それ以外は全然やっていないからやってないよね?」
「やってない?誰かが見てからさ、あんたと私のことを見て、キスされていたって言ったり、しているような感じするわけ。それ以外は全然やっていないからやってないよね?」
市長は、守られるべき調査内容について問いただし、口止めや告発者探しをするようなやりとりを続けます。
市長(9月8日)
「あんたが言ったんではないよね?」
「あんたが言ったんではないよね?」
女性
「私じゃないです」
「私じゃないです」
市長
「だったらいいよ。もう訴える準備しているから」
「だったらいいよ。もう訴える準備しているから」
女性
「分かりました。失礼します(退室)」
「分かりました。失礼します(退室)」
被害を訴える職員
「もう毎日出勤するのがつらかった。市長室に入るのも、すごく怖かった」
「もう毎日出勤するのがつらかった。市長室に入るのも、すごく怖かった」
女性が市長への恐怖と怒りを語りました。
辞職提言も市長は拒否
第三者委員会から女性職員にキスをするなど、8件のセクハラを認定された沖縄県南城市の古謝市長。
市長(8月14日)
「ハグはやったね。それを『キスをしたのではないか』と、皆言っているからさ」
「ハグはやったね。それを『キスをしたのではないか』と、皆言っているからさ」
当初、市長はハグをしていたことを認めていましたが、今月に入ると主張を一転。「ハグは女性からしてきた」と責任を転嫁します。
市長(9月8日)
「ここで僕が最初に会った時に『古謝さん、お久しぶりですね』とハグしてきたのは、それだけは覚えているから。それ以外はやってないからさ」
「ここで僕が最初に会った時に『古謝さん、お久しぶりですね』とハグしてきたのは、それだけは覚えているから。それ以外はやってないからさ」
女性職員は、市長からの脅しが過激になったため、働き続けることができなくなり、休職せざるを得なくなったといいます。
被害を訴える職員
「嘘をつかれているので、私から抱きつかれたとかキスされたとか。市長はずっといられるのに被害者はおびえて過ごすしかない。本当に悔しい」
「嘘をつかれているので、私から抱きつかれたとかキスされたとか。市長はずっといられるのに被害者はおびえて過ごすしかない。本当に悔しい」
第三者委員会は、再発防止策として市長の辞職を提言していますが、古謝市長は拒否しています。
市議会では、これまで3回不信任決議案が提出されましたが、いずれも否決されていて、26日にも4回目の不信任決議案が提出される見込みです。
(「グッド!モーニング」2025年9月25日放送分より)
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