東京・江戸川区で、覆面姿の2人組が催涙スプレーのようなものを吹きかけて、3人がけがをする事件が起きた。江戸川区では19日にも2人組が催涙スプレーをかけ金を奪おうとする事件が起きている。
なぜ狙われた?被害者が語る恐怖
「よく分からないです。突然、走ってスプレーして、目が開かない。赤くなりました」
事件の被害者が、生々しい当時の状況を語った。
「(Q.何か言葉は言っていた?)何も。何も言っていないです」
「(Q.いきなり?)はい、いきなり。びっくりした。怖い感じです」
現場には大勢の捜査員や消防隊員。なかにはボンベを背負った隊員の姿もあった。いつもは静かな住宅街で事件は起きた。
東京・江戸川区で突然、男女3人が催涙スプレーのようなものをかけられた。逃走した2人は覆面をしていたという。
110番通報があったのは、24日午前10時すぎ。
「店の人に催涙スプレーをかけた」
「女の子の叫んだ声と、大きなターって声が聞こえました。先に女の子が叫んで、大きなものが落ちたみたいな、そういう音ですね」
襲われたのは30代の男女3人。黒っぽい服を着た覆面の2人組に、突然、催涙スプレーのようなものをかけられたという。
「なんか外が騒がしいって見たら、消防車なんかが来ていたから、それで(事件があったと)分かったんですけどね。怖いですよね」
現場は、JR小岩駅からおよそ500メートル。小学校や中学校がすぐ近くにある住宅街だ。
「気持ち悪いよね。怖い、怖いです。今までこんなことなかった」
被害者3人は飲食店の従業員で、事件発生当時は店舗の準備中だったという。
「中華というか韓国とか、最近SNSとか若者の間ではやっているような料理を提供しているような店だったのでイートインはできない。宅配だけ」
事件発生当時の状況について、被害者はこのように話した。
「(Q.どっちに逃げた、何で逃げたとか見た?)分からない。すぐ(建物の)上に逃げてドア閉めました」
「(Q.襲われる前に車とか歩いていたとか気づいた?)ない。全然ない。すぐ突然」
「(Q.2人組の体形や服装は?)全体黒い。分からないです」
なぜ飲食店の従業員が狙われたのか?被害者の同僚によると…。
「飲食店の売り上げが普段、朝に戻ってくるんですよ。多分それ目当てかなと思いますね」
車で現金を運び込もうとした瞬間を狙った犯行なのだろうか。捜査員は、被害者らの乗っていた車も入念に調べていた。
飲食店従業員を襲った2人組はその後、柴又街道やJR小岩駅がある西に逃げたという。
同様の手口は5日前にも
同じ江戸川区内では、5日前にも同様の事件が…。
24日に飲食店の従業員が襲われた現場から、5キロほど南に位置する住宅街でも事件が発生。
襲われた男性は、背後から声をかけられ振り向いたところ、催涙スプレーをかけられたという。襲われた男性は、人材派遣会社の社長で銀行で現金を下ろし、会社に戻るところだったという。
「家の窓から見てたら2人そこでしゃがんで電話していたので、黒の短パンと黒の半袖でサングラスしてたんだよね」
2人組の男は、上下とも黒い服に身を包みサングラスをかけていたという。抵抗されたため何もとらずに立ち去り、今も逃走中だ。
「(Q.近所でこういうことが立て続けに起きるとどうですか)怖いですよ、こんな所であるの?って。年寄りなんか特に、足もしっかりしてないし、怖いですよ」
「すごいびっくりですね。あんまり大きい事件とかなかったと思うんですけど。催涙スプレーとかそういうのもちょっと怖いな」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年9月25日放送分より)