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将棋の藤井聡太王座(竜王、名人、王位、棋王、王将、棋聖、23)に伊藤匠叡王(22)が挑戦する第73期王座戦五番勝負は9月30日、名古屋市の「名古屋マリオットアソシアホテル」で第3局の対局を開始した。シリーズ成績は両者1勝1敗のタイ。注目の本局を制し、王座のタイトルに先に“王手”をかけるのはどちらか。本局の先手番は伊藤叡王。
防衛3連覇を目指す王座に、同学年のタイトルホルダー・伊藤叡王が挑戦する注目のシリーズ第3戦。両者1勝1敗のタイで迎えた本局は、名古屋市を舞台に争われる。対局場の「名古屋マリオットアソシアホテル」は、JR名古屋駅直結で駅の真上の地上200メートルに位置し、絶景のロケーションも魅力のひとつとなっている。
シリーズは、藤井王座が先勝。9月4日にシンガポール・セントーサ島で行われた開幕局は、後手の藤井王座が雁木を採用して勝利を飾った。
しかし、第2局では互いの研究が激突し、対局開始から昼食休憩を前にして終盤戦に突入する展開となった。長い終盤戦では、藤井王座が抜け出したかと見られていたが、伊藤叡王の絶品の銀引きの一手から勝利を引き寄せることに成功。伊藤叡王の粘りが白星へとつながり、対戦成績をタイに戻してみせた。
折り返し地点の第3局では、勝てばタイトルに“王手”をかけることとなる。藤井王座が防衛に迫るか、伊藤叡王が奪取に近づくのか。一手一手の攻防戦から目が離せない。
持ち時間は各5時間の1日制、本局の先手番は伊藤叡王。 (ABEMA/将棋チャンネルより)
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