実業家の岸谷蘭丸が、幼少期に小児リウマチを発症し、入退院を繰り返したというエピソードを『ABEMA Prime』で明かした。
【映像】「顔パンパンで眉毛も繋がって…」小児リウマチで闘病生活していた頃の岸谷蘭丸(複数カット)
発症は「3歳から4歳の間」だといい、症状について「日常生活が送れないくらいの重さ。幼稚園は4分の1しか行けなかった。小学生になってから、だんだんと良くなっていった。特効薬みたいなものがないので、基本的には治らない。対処療法的なことしかできなかった」と説明。
「小さい頃は障害者手帳を持っていた。僕はステロイドを使うしかなかったので、大人の規定の何十倍の量を飲んで、なんとか生活を維持していた。だから当時は”ムーンフェイス”っていうステロイドの影響で、顔がパンパンだった。眉毛も繋がったし、身長も3年間で1センチも伸びない。満腹の感覚も分からなくて、ずっと食べていた。日常に何らか異常をきたしながら、生命維持をして、粘る生活を、7〜8歳までやっていた。そこから新しい薬ができて、10歳には寛解、大丈夫になった」との経験を明かした。
小学校時代については、「周りがすごく良くしてくれた。ランドセルが背負えないから、空っぽの状態で、車で送ってもらった。学校では先生たち全員が薬を持っていてくれた。なにかあったらすぐ飲ませる体制。金曜日の1限までは学校行って、そのあとの金土日は入院、月曜日の5限だけは学校に行くみたいな。なんとか平日を耐えて、週末入院する生活を小1〜2はやっていた」と振り返る。
当時を振り返って、岸谷蘭丸は、「1番大変なのは親だと思う。子どもはつらいけど、あんまり分かってない。そこは周りのケア次第でどうにでもなるが、親の負担は本当に大きい。仕事を完全にやめて、付きっきり。24時間病室だし、1カ月入院だったら、ずっと泊まらなきゃいけない。非現実的だと思う」と家庭への負担を指摘した。
(『ABEMA Prime』より)