社会

2025年10月2日 12:02

台風21号が発生、10月もシーズン続く 2日の関東は気温急上昇で真夏日も

台風21号が発生、10月もシーズン続く 2日の関東は気温急上昇で真夏日も
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■午前9時 台風21号が発生

 午前9時、フィリピンの東で台風21号が発生しました。今後は西に進むため、日本への直接的な影響はない見込みですが、南西諸島を中心にうねりを伴った高波に注意が必要です。

台風21号 進路予想図(2日午前9時発表)
台風21号 進路予想図(2日午前9時発表)

 今年は7月以降、台風がハイペースで発生していますが、例年だと10月までは関東などに台風が接近します。今月はまだ台風への警戒が必要となりますので、穏やかな天気のうちに改めて備えをしておきましょう。

■涼しさ束の間 関東は真夏日復活

 きのう1日(水)の関東は冷たい雨で、日中20℃前後だった所が多く、長袖を着た方が多かったかもしれません。けさも関東では涼しさが続き、東京都心などで今季一番低い気温を観測しています。
 関東だけでなく東日本・西日本では多くの地点で冷え込みが強まりました。大阪では112日ぶりに20℃を下回っています。

【最低気温】 ※いずれも今季最低
東京 17.3℃
名古屋18.2℃
京都 18.0℃
大阪 19.6℃ 112日ぶり20℃未満
山口 16.5℃
熊本 18.4℃ など

 ただ、日中は残暑が厳しくなります。名古屋はきょうで98日目の真夏日となり、年間の過去最多記録を更新する見込みです。関東はきのうより気温が10℃近く高く、埼玉県の熊谷で30℃予想。内陸部では真夏日となる所もでてきそうです。
 秋の高気圧に覆われるので、カラッとした暑さではありますが、昨日との気温差、朝との気温差ともに大きく、体に堪えます。体調をくずさないように十分ご注意ください。また、食品も傷みやすくなりますので、放置せずに冷蔵庫にいれるようにしましょう。

■北日本・北陸は2日も雷雨注意

 きのうは北日本で記録的な大雨となりましたが、きょうも北日本と北陸では大気の不安定な状態が続いています。けさにかけては新潟県内で激しい雨を観測した所もありました。今夜にかけても急な強い雨や落雷などに注意が必要です。

2日午前9時の天気図
2日午前9時の天気図

 一方、関東から西日本は秋晴れの所が多くなっています。あすは曇りや雨の所が多くなりますので、きょうの日差しを洗濯などに有効にお使いください。

■3日は北海道で記録的暑さ 九州は大雨

 3日は北ほど晴れ、西ほど雨が降りやすくなります。
 晴れる北日本は10月としては気温がかなり高く、北海道でも夏日の所が多くなります。函館の予想最高気温は27℃で、10月としてはトップレベルの気温の高さとなりそうです。札幌や帯広も夏日で、年間の最多記録をさらに更新します。
 ただ、北海道では、暑さに終わりが見えてきました。来週は一段階涼しい空気が流れ込み、日中も気温が20℃に届かなくなります。やっとこの時期本来の気温となっていきそうです。
 一方、東日本と西日本は雲が優勢の空となります。西日本では雨が降る所もあり、特に、九州は3日夜から4日(土)にかけて雨が強まる恐れがあります。西ほど湿気が多く、ムシムシとした暑さになりそうです。

3日夜は九州で雨が強まる恐れ
3日夜は九州で雨が強まる恐れ
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