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2025年10月2日 20:12

事件4日前にも警察に相談“33歳女性殺害”容疑者の元妻語る男の素顔

事件4日前にも警察に相談“33歳女性殺害”容疑者の元妻語る男の素顔
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 33歳の女性を殺害したとして51歳の男が逮捕されました。番組は容疑者の元妻に話を聞くことができました。

“33歳女性殺害”51歳の男逮捕

永久容疑者の元妻
「ストーカー行為がすごかった。私の指をひねって引っ張って剥離(はくり)骨折とか、すぐけがさせちゃうような。恨みつらみしかなくて。私も子どもたちと一緒にずっとストーカー行為を受けていた」

 元妻が語った暴力とストーカー行為。容疑者の一面が見えてきました。

 大阪府東大阪市。マンションや住宅が並ぶ一角で事件は起きました。

逮捕された容疑者が経営していた店
逮捕された容疑者が経営していた店
現場周辺で働く人
「パトカーとかが来る音が聞こえた。救急車と消防は割とすぐに帰っていった」
「人を刺した」
「人を刺した」
永久寛史容疑者(51)
「人を刺した」

 1日午後、警察に自首した永久容疑者。その数分後、被害者の知人男性から通報が入ります。

被害者の知人男性からの110番通報
「友人が監禁されているかもしれない」
被害者の知人男性からの110番通報
被害者の知人男性からの110番通報

 通報の前、知人は被害者である佐藤ありささん(33)を元交際相手である永久容疑者の近くまで送ります。その後、佐藤さんは容疑者の自宅へ。戻ってこないため、心配になり通報しました。

警察が3階の床で倒れている佐藤さんを発見
警察が3階の床で倒れている佐藤さんを発見

 警察が3階の床で倒れている佐藤さんを発見。現場で死亡が確認されました。佐藤さんには、複数回刺された傷があり、警察は永久容疑者を殺人容疑で逮捕しました。

「殺意を持って刃物で刺した」
「殺意を持って刃物で刺した」
永久容疑者
「私のなかで、感情が一気に暴発してしまい、殺意を持って刃物で刺した。当然、包丁で人を刺すと死んでしまうと十分に理解しています」
永久容疑者の元妻
「私も青あざだらけ」
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元妻が語る“素顔”

 大阪府東大阪市で33歳の女性を殺害したとして、逮捕された飲食店経営の永久容疑者。

 経営していた店は、80分飲み放題3000円のポスターが貼られています。

逮捕前の永久容疑者
逮捕前の永久容疑者
逮捕前の永久容疑者
「私は被害者と話しましたが、次第にもみ合いとなり腹が立って、包丁を手に取り何回か刺しました。警察署へ出頭することにしたのは犯罪をしたと思ったからです」

 永久容疑者の元妻が取材に応じました。

「こんな人間おるかというくらいの地獄」
「こんな人間おるかというくらいの地獄」
「(結婚は)13年前。結婚生活もひどすぎて、めちゃくちゃすぎて、わがままもひどすぎてやばかった。こんな人間おるかというくらいの地獄。いつでも外に出たらストーカー行為がすごかったんですよ。すごく打たれ弱くて私がばーって言うと『それはDVやで、言葉のDVやで』と言って、私の指をひねって引っ張って剥離骨折とか、すぐけがさせちゃうような」
「とにかくブロックや着信拒否をすると車のガラス後ろから、後ろのガラス2回割られて、もうやることが、次何やられんねやろって、もうずっと追い詰められてて、全部嘘でもうほんまに鬼どころか、ほんまにひどかったです」
「突然キレて投げ飛ばす。服が破れる。力がすごい。私も青あざだらけ、突発的にやる力がすごすぎる。DV特有。やるだけやったらなだめて後はへらへら。別れて10年経つが延々、逃げてきて。捕まって、私たちはどこかで戦いが終わったではないが、捕まっている間は緊張感がなくなるというか。ほっとしているというか、意味が分からない」

過去にトラブルも

 新たに分かったことは、2人の間にトラブルがたびたびあったことです。

警察が介入するトラブルは2022年から5回
警察が介入するトラブルは2022年から5回

 警察が介入するトラブルは2022年から5回。交際中、容疑者に胸ぐらをつかまれる、タオルでたたかれるなどして交番に行ったり、口論などで通報。警察官が現場に行ったこともあります。

 事件4日前の先月27日にも被害者が通報。容疑者の家に荷物を取りに行った際、口論となったそうです。

 警察は、当時佐藤さんに被害申告の意思がなかったため、口頭注意などの対応をしたとしています。

 こうしたケースはよくあるそうです。

元埼玉県警刑事 佐々木成三氏
元埼玉県警刑事 佐々木成三氏
元埼玉県警刑事 佐々木成三氏
「刑事時代によくあったが、暴力があっても相手のことを考え『被害届は結構です』となると警察で強制的にできることはない。被害者の意思がない場合、警察ができることには限界がある」
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