3
東京・町田市にあるマンションの外階段で面識のない秋江千津子さん(76)を刺して殺害したなどとして、桑野浩太容疑者(40)が送検されました。
桑野容疑者の両親が取材に応じました。
桑野容疑者の父親
「(Q.最近、連絡を取ったのは)9月の頭に妻がとった。『ちょっと今年は来られない』と。(Q.それは電話)メール。シフトの問題だと思うが、元気なさそうだし、気になっていた。(Q.相談は)普段、親に相談することはない。難しいんだな、人づきあいが。自分から問題解決をしようとして、相談をするとかはない」
「(Q.最近、連絡を取ったのは)9月の頭に妻がとった。『ちょっと今年は来られない』と。(Q.それは電話)メール。シフトの問題だと思うが、元気なさそうだし、気になっていた。(Q.相談は)普段、親に相談することはない。難しいんだな、人づきあいが。自分から問題解決をしようとして、相談をするとかはない」
両親によりますと、十数年ほど前から、流通関係の派遣会社で働くようになったといいます。
桑野容疑者の母親
「『仕事はきつい』って。最初は、そんなでもなかったけど、年齢的にどんどん課せられるでしょ、重圧はあったと思う」
桑野容疑者の父親
「都合の悪いことがあると避けちゃう。被害者意識が高いのかもしれない」
「『仕事はきつい』って。最初は、そんなでもなかったけど、年齢的にどんどん課せられるでしょ、重圧はあったと思う」
桑野容疑者の父親
「都合の悪いことがあると避けちゃう。被害者意識が高いのかもしれない」
広告
殺害された秋江さん。防犯カメラの映像には、両手いっぱいの荷物を買い込んで、家族が待つ自宅に帰る途中の姿が映っていました。この直後に、事件に巻き込まれます。
桑野浩太容疑者
「両手が荷物でふさがっているので、抵抗されないと思いました」
「両手が荷物でふさがっているので、抵抗されないと思いました」
秋江さんは、事件当日、出先からひとり娘に、こんな電話をしていたそうです。
秋江さんの娘
「10分前も何を買うかとか電話をして、もう早く帰って来た方がいいよと。ゆっくり買い物をするタイプなので。『レジに並んでいる』と、コーラを買い忘れたみたいで、じゃあ気をつけてね。『いまから帰るよ』と」
「10分前も何を買うかとか電話をして、もう早く帰って来た方がいいよと。ゆっくり買い物をするタイプなので。『レジに並んでいる』と、コーラを買い忘れたみたいで、じゃあ気をつけてね。『いまから帰るよ』と」
広告
桑野容疑者は、身勝手な供述を繰り返しているようです。
犯行の動機について。
桑野浩太容疑者
「行政の窓口で自分だけ冷たい対応をされたことなどが、きっかけです」
「行政の窓口で自分だけ冷たい対応をされたことなどが、きっかけです」
日常に不満を抱えていたのか、こんなことも。
桑野浩太容疑者
「自宅前にゴミがありました」
「自分にだけ宅配物が届かないなど、絶望感があふれてきました」
「自宅前にゴミがありました」
「自分にだけ宅配物が届かないなど、絶望感があふれてきました」
どれも、面識のなかった秋江さんには関係のない話です。
秋江さんの死因は、10カ所以上、刺されたことによる失血死と判明。凶器となった包丁は、桑野容疑者が「自宅から持ってきた」と話していることもわかりました。
警視庁は、桑野容疑者に強い殺意があったとみて調べています。
桑野容疑者の母親
「抱えていかないといけないのは本人。まだ面会ができていないので、会ったときに自分たちがどういう言葉をかけられるのか。決して許されることではない」
「抱えていかないといけないのは本人。まだ面会ができていないので、会ったときに自分たちがどういう言葉をかけられるのか。決して許されることではない」
広告