80m先から店を破壊“スリングショット”発射か　男は容疑否認

　ショーウィンドウが80メートル先から破壊されました。「スリングショット」による犯行とみられています。

「スリングショット」発射否認

スリングショットと呼ばれるゴム銃

　犯行に使ったとみられるのは、スリングショットと呼ばれるゴム銃です。

およそ80メートル先のバイク販売店を狙い、スリングショットを発射した疑い

　逮捕された無職・真田昇幸容疑者（33）。自宅マンションの非常階段から、およそ80メートル先のバイク販売店を狙い、スリングショットを発射した疑いです。

　放たれたのは、直径およそ6ミリの鉄球。ショーウィンドウの強化ガラスを深くえぐるほどの威力がありました。

位置関係

　マンションと販売店の位置関係はこの通り。

　狙われたのは1度だけではなく、傷はここにも、ここにも、そして…。

狙われたのは1度だけではない

被害を受けた店の人
「これもそうですね」
「強化ガラスでかなり厚い。1枚単体の見積もりだと150万円」

　日本スリングショット協会によると、一般的な飛距離は20から30メートル。今回使われたものは、改造したものではないかと指摘します。

今回使われたものは、改造したものではないかと指摘

日本スリングショット協会　室賀博之理事長
「すごく威力を上げてやったのではないか。間違ったら危ないことになる。非常にけしからん事態」

　真田容疑者は「覚えていない」と容疑を否認していて、スリングショットは「カラスを撃つのに使っている」と話しています。