1
3日午前0時10分ごろ、三重県名張市の国道で、軽自動車1台が横転し、5人が死亡する事故が起きました。
現場は『急カーブ注意』の文字を過ぎた先にある上り坂の右カーブで、制限速度は50キロ。現場近くの防犯カメラの映像を見ると、周囲は真っ暗で、事故発生当時の時間帯、かなりのスピードで走る車もありました。
警察は、車は、左側の縁石にぶつかったあと、左に傾いたまま、電柱に衝突したとみています。
乗車定員は4人ですが、乗っていたのは16歳〜23歳の男女6人。全員が名張市に住んでいます。
そのうち、建設業の大上元輝さん(23)と、車の名義人の職業不詳・高橋曹さん(20)、16歳と18歳の高校生2人を含む女性3人のあわせて5人が亡くなりました。残る1人は、16歳の男子高校生で、重傷だということです。
近所の住民
「(Q.事故が多い場所)ということではない。見たこともないし、聞いたこともないので、こんなの初めてで、びっくり。飛ばしやすい道ではあるんだろうなと」
「(Q.事故が多い場所)ということではない。見たこともないし、聞いたこともないので、こんなの初めてで、びっくり。飛ばしやすい道ではあるんだろうなと」
事故を起こした車の状態を詳しく見ると、運転席側は、土台部分が、への字に曲がっているような状態です。
また、フロントガラスを含む屋根の部分が、まったくありません。
交通事故鑑定『ラプター』 中島博史所長
「一旦、カーブで縁石にぶつかって、跳ね上がって、電柱にぶつかり、フロントウィンドウを支える窓枠がありますが、この窓枠は、かなり強度があるもの。これが引きちぎれてしまって、屋根をめくりあげるような形に壊れているんだと思います」
「一旦、カーブで縁石にぶつかって、跳ね上がって、電柱にぶつかり、フロントウィンドウを支える窓枠がありますが、この窓枠は、かなり強度があるもの。これが引きちぎれてしまって、屋根をめくりあげるような形に壊れているんだと思います」
いまのところ、事故原因はわかっていませんが、定員オーバーが、関係した可能性があるといいます。
交通事故鑑定『ラプター』 中島博史所長
「定員以上の人が乗っていると、車両自体がかなり重くなるので、止まりにくくなり、遠心力で(カーブで)膨らむことも起こりやすくなるので、車の操縦性が非常に悪化する、不安定になりやすいです」
「定員以上の人が乗っていると、車両自体がかなり重くなるので、止まりにくくなり、遠心力で(カーブで)膨らむことも起こりやすくなるので、車の操縦性が非常に悪化する、不安定になりやすいです」
広告