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セクハラ行為が認定され、不信任決議を受けていた沖縄県南城市の古謝景春市長(70)が議会の解散に踏み切りました。「辞職するとセクハラ行為を認めることになる」と主張しています。
市長が議会解散「辞職はしません」
被害を訴える女性職員C
「市長室でマスク越しにチュッてやってきたり、おしりを触ってきたりとかもありました。すごく嫌だったし、すぐに出てトイレに駆け込みました」
「市長室でマスク越しにチュッてやってきたり、おしりを触ってきたりとかもありました。すごく嫌だったし、すぐに出てトイレに駆け込みました」
5月に公表された第三者委員会の報告書には複数の市役所の職員が古謝市長からセクハラを受けたという証言が記載されています。
報告書ではCさんが訴えたキスなどのセクハラ行為はあったと判断しています。
不信任決議案が可決されていた古謝市長は6日、辞職ではなく、議会の解散を選択しました。
古謝市長
「私がこのまま辞職すると、これまで否定してきた事案までも事実として認めることになると判断したことから、辞職はせずに議会を解散する決断をした」
「(Q.辞職するのが筋では?)辞職はしません」
「(Q.なぜ?)やっていないからです」
「(Q.認めていないことが事実になるとは具体的に?)市長室でキスしたというのも全然やっていない。それはどこかで分かりますから」
「私がこのまま辞職すると、これまで否定してきた事案までも事実として認めることになると判断したことから、辞職はせずに議会を解散する決断をした」
「(Q.辞職するのが筋では?)辞職はしません」
「(Q.なぜ?)やっていないからです」
「(Q.認めていないことが事実になるとは具体的に?)市長室でキスしたというのも全然やっていない。それはどこかで分かりますから」
しかし、それでは説明がつかない音声が明るみに出ます。
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別の被害を訴える職員「我慢するしかなかった」
被害を訴える女性職員C
「おはようございます、失礼します」
古謝市長
「相談がある。ここでハグしたじゃない。これ第三者委員会にあんた話したの?」
「おはようございます、失礼します」
古謝市長
「相談がある。ここでハグしたじゃない。これ第三者委員会にあんた話したの?」
身を守るため、録音していたCさんはこう訴えます。
「ハグも嫌なんですけど、私はハグされたから第三者委員会に言ったのではなく、ハグだけだったら言っていなかったと思います。こんな怖い思いまでして。市長としてはハグはOKだと思って、それ以上のことが公になるのが嫌だからハグで終わらせてるのかなと」
Cさんは市役所を休職中。もう職場に戻ることはできないとも話しています。
Cさんとは別の被害を訴える女性職員が初めて取材に応じてくれました。
被害を訴える女性職員
「声を上げられない被害者は何人もいますが、今まで上司は見ていても守るどころか、逆にセクハラを助長させる行動すらあり我慢するしかありませんでした。第三者委員会でハラスメントが認定された後の議会で不信任がすぐに可決されなかったのは、そのぐらい絶対的な権力、影響力を持っているんだと思っています」
「声を上げられない被害者は何人もいますが、今まで上司は見ていても守るどころか、逆にセクハラを助長させる行動すらあり我慢するしかありませんでした。第三者委員会でハラスメントが認定された後の議会で不信任がすぐに可決されなかったのは、そのぐらい絶対的な権力、影響力を持っているんだと思っています」
今回の解散を受けて、市議会議員の選挙は来月9日に行われます。
(「グッド!モーニング」2025年10月7日放送分より)
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