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東急蒲田駅と京急蒲田駅を結ぶ「蒲蒲線」の整備計画が、正式に国の認定を受けました。都心から羽田空港へのアクセス強化に向けた取り組みが本格化するなか、沿線の住民からは早くも利便性向上を歓迎する声が上がっています。
「蒲蒲線」2038年以降開業へ
60代
「(蒲田駅−京急蒲田駅を)歩くと15分というのは時間がかかるので、そのまま(電車)一本で行きたい」
「(蒲田駅−京急蒲田駅を)歩くと15分というのは時間がかかるので、そのまま(電車)一本で行きたい」
およそ800メートル離れている東急線の「蒲田駅」と京急線の「京急蒲田駅」。徒歩やタクシーで移動する必要があり、長年「不便」な状態が続いています。
実際、東急線の蒲田駅を出発し、京急蒲田駅まで歩いてみると、徒歩でおよそ12分かかりました。
今回、国に認定された新空港線、通称「蒲蒲線」の計画では、それぞれに地下の駅を新設。両駅を新たな路線でつなぎ、2038年から2042年ごろの開業を目指します。
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背景にインバウンド 空港アクセスの開発が進む
蒲蒲線ができれば、自由が丘駅と京急蒲田駅間は37分が15分に短縮されます。京急蒲田駅近くの住民からは早くも“地価上昇”を期待する声が聞かれました。
40代
「すごく期待しています。(自宅が)3人だと手狭なので、もうちょっと地価が上がったら(今の住居を売却して)広いところに引っ越せるかなと」
「すごく期待しています。(自宅が)3人だと手狭なので、もうちょっと地価が上がったら(今の住居を売却して)広いところに引っ越せるかなと」
実際、東京・大田区の不動産会社を取材すると、周辺の再開発が今以上に進み、地価上昇が期待できるということです。
蒲蒲線の他にも、都内ではJR東日本の「羽田空港アクセス線(仮称)」の整備が進められ、東京駅から羽田空港まで乗り換えなくおよそ18分で到着することが可能になります。
次々と新たな空港アクセスの開発が進められる背景には何があるのでしょうか?
鉄道ジャーナリスト 梅原淳さん
「インバウンドの方々が(羽田空港から)品川駅まで来て、山手線や京浜東北線などに乗って(どこへでも)行けるが、どうしてもどこかで乗り換えなければいけない。今までいまひとつうまくつながっていなかったところを有機的に結合させようというのがある」
「インバウンドの方々が(羽田空港から)品川駅まで来て、山手線や京浜東北線などに乗って(どこへでも)行けるが、どうしてもどこかで乗り換えなければいけない。今までいまひとつうまくつながっていなかったところを有機的に結合させようというのがある」
(「グッド!モーニング」2025年10月7日放送分より)
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