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互いのみこしを豪快にぶつけ合う通称「けんかみこし」が目玉の伝統の祭り。去年は参加者同士の本当のけんかに発展したため、今年からは新たなルールが設けられました。
今年から「けんか禁止」明文化
大勢の男たちに担がれてきた、みこし。すると、その正面からも別のみこしがやって来ました。
そして、みこし同士が勢いよく衝突。愛媛県の松山秋祭りのクライマックス「道後鉢合わせ」、通称「けんかみこし」です。
あまりの激しさに泣き出す子どももいます。
「もてこい」という掛け声とともに五穀豊穣(ほうじょう)や商売繁盛を祈り、みこしをぶつけ合う500年もの歴史があるという伝統行事ですが、去年みこしがぶつかり合うなか、参加者同士で直接のけんかに発展し、数人がけがをする事態になりました。
今年は「鉢合わせ」の実施も危ぶまれていましたが…。
道後伊佐爾波 湯神社八町会
西岡義則総代
「各みこしの責任者が厳しいルールを作って『続けてやらせてくれ』ということで、今年はするように」
西岡義則総代
「各みこしの責任者が厳しいルールを作って『続けてやらせてくれ』ということで、今年はするように」
今年からは「けんかの禁止」を明文化。中止勧告を無視してけんかを続けた場合は即刻退場させたうえで、来年以降の祭りに1年以上参加を禁止するという処分が定められました。
今年も参加者がもみくちゃになる場面がありましたが、白や黄色の法被を着たスタッフがけんかをしないよう仲裁に入ります。
今年は増員して安全管理に努めた結果…。
西岡総代
「けが人はでましたけど、人間のけんかは一つもなかった」
「けが人はでましたけど、人間のけんかは一つもなかった」
参加者は、次のように話していました。
「気持ちいい引き際があったので、新しい道後の祭りができた」
「時代です、令和です。みこしで負けたんですけど、来年絶対やり返すんで、見といてください!」
「時代です、令和です。みこしで負けたんですけど、来年絶対やり返すんで、見といてください!」
(「グッド!モーニング」2025年10月8日放送分より)
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