1
■台風22号は伊豆諸島を直撃
台風22号は非常に強い勢力を保ったまま、9日明け方にかけて伊豆諸島南部を通過しました。今回は接近と発達のピークが重なり、台風の通り道になりやすい伊豆諸島にとっても、記録的な大雨と暴風になりました。
【最大瞬間風速(正午まで)】
八丈島 54.7m
八丈島空港 54.0m 観測史上1位
【48時間雨量(正午まで最大)】
八丈島 489.0mm 観測史上1位
平年10月ひと月分に匹敵
八丈島 54.7m
八丈島空港 54.0m 観測史上1位
【48時間雨量(正午まで最大)】
八丈島 489.0mm 観測史上1位
平年10月ひと月分に匹敵
■大雨特別警報は継続
9日午後は次第に伊豆諸島から遠ざかる見込みで、午前11時45分に伊豆諸島に出ていた暴風特別警報は強風注意報に、波浪特別警報は波浪警報にそれぞれ切り替わりました。ただ、八丈町に出ている大雨特別警報は継続しています。災害の危険度が高い状態は続いていて、引き続き、土砂災害に最大級の警戒が必要です。
■台風23号が北上 3連休に影響
さらに、日本の南には現在台風23号がいます。22号と比べると、それほど発達はしないものの、あす10日から11日にかけて沖縄に接近した後、九州や本州方面へ進み、3連休は広範囲に影響する恐れがあります。伊豆諸島にも再び荒れた天気をもたらすことも考えられます。
■台風23号の特徴は
今回の台風23号の特徴は、日本列島付近に秋雨前線が停滞している状態で近づいてくるということです。いまのところ、台風23号のコンピューターによる各国の台風シミュレーションを比較すると、上陸よりも本州の南を通るコースを進むモデルが多くなっています。ただ湿った空気を送りこみ、接近前や離れている所でも急な雷雨や竜巻などの突風を引き起こす可能性があります。3連休のおでかけを予定されている方は、交通情報や気象情報をよく確認するようにしてください。
広告