各地で季節前進 けさは今季一番の冷え込みに
伊豆諸島に記録的な雨風と被害をもたらした台風22号は日本の東へと過ぎ去り、きょう10日(金)は大陸から涼しい空気を持つ高気圧が張り出したため、季節はまた一歩前進しました。
全国の約半数にあたる500地点以上で今シーズン最低気温を観測し、今シーズン最多となる北海道の29地点で冬日(最低気温が0℃未満)となりました。東京でも17.2℃まで下がり、ひんやりとした朝を迎えています。
日中は晴れる所も多いため、衣替えを進めたり、秋冬用の布団を干したりするとよさそうです。
3連休 東日本は行楽日和が少なく…台風23号の影響も
あす11日(土)からの3連休、北海道や西日本は天気の大きな崩れはない見込みです。
ただ東日本は台風23号や秋雨前線の影響でくもりや雨となるところが多く、行楽日和となる日は少なくなりそうです。
とくにあす11日(土)の関東は日中も冷たい雨が降り、肌寒いくらいになりますが、12日(日)は30℃近くまで上がり、蒸し暑さが戻る予想です。服装選びを間違えないよう注意が必要です。
また、台風23号が最接近する13日(月・祝)は風が強まる可能性もあり、鉄道など交通機関の乱れや高波にも注意が必要です。
台風 あすにかけ南西諸島へ 再び伊豆諸島を直撃か
台風23号は、きょう10日(金)午前9時時点で沖縄県の大東島地方に接近しています。
あす11日(土)は沖縄本島や奄美地方に最も接近し、瞬間的に30m以上の風が吹く恐れがあるなど荒れた天気となる見通しです。
その後、九州の南で東へとコースを変え、本州への上陸する可能性は低くなっていますが、12(日)午後から13日(月・祝)には伊豆諸島を直撃する可能性が高くなっています。
いまのところ台風23号は22号ほど発達しない予想ですが、停電や断水が続いている伊豆諸島は復旧作業もままならないうちに再び荒天に見舞われます。二次災害も懸念されますので、できるだけ安全な場所で過ごしていただければと思います。