1
群馬県の山奥に設置されている、一見古びた看板を見ようと、観光客が足を運んでいます。その理由は、ネット上で広がった空想上の国「グンマー帝国」です。
「いわゆる未開の地」 わざと古い感じ残す
群馬県の最西端に位置する人口約9000人の嬬恋村。村の中心部からさらに車で小一時間山奥へ入ると、標高約1800メートル、群馬県と長野県の境にあたる「毛無峠」です。
群馬県と書かれた看板の横には「この先危険」や「立ち入り禁止」など物々しい文言が並んでいます。
奥地ですが、3連休だったこともあり、この日はひっきりなしに観光客の姿がありました。
三重から(30代)
「目の前に隣の県が見えているのに、封鎖されているって新鮮」
群馬から(50代)
「グンマー帝国。グンマーって言われていますので」
三重から(30代)
「この先がいわゆる未開の地で、国境になっていてパスポートないと入れないって言われているという、ネットの面白く言っていた時の話」
「目の前に隣の県が見えているのに、封鎖されているって新鮮」
群馬から(50代)
「グンマー帝国。グンマーって言われていますので」
三重から(30代)
「この先がいわゆる未開の地で、国境になっていてパスポートないと入れないって言われているという、ネットの面白く言っていた時の話」
観光客が口にした「グンマー帝国」とは、一体?
グンマー帝国とは、ネット上で広がった言葉で、群馬県を空想上の帝国として描き、県の特徴などを、ジョークを交えてデフォルメしたものです。“未開の秘境”などと呼ばれ、人気映画「翔んで埼玉」や漫画にも登場しました。
ひときわ古びた感じのある看板ですが、実は最近、新たに設置されたものです。
風や雨などの影響で立て替えが決まった際、地元からはこんな要望が上りました。
嬬恋村観光協会
「グンマー帝国の雰囲気を残して」
「グンマー帝国の雰囲気を残して」
メーカーには、あえて古びた感じを残したものの作成を依頼。冬の通行止めが解除された今年5月にお披露目されました。
5年前の写真と10月12日の看板を比べてみると、群馬の文字は識別できますが、ところどころ、色あせしているかのようなデザインとなっています。
グンマー帝国を体現しているこの看板が村の新たな観光資源となるのか、注目です。
(「グッド!モーニング」2025年10月14日放送分より)
広告