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2025年10月14日 19:06

「イガイガのど」急増中 その正体は…

「イガイガのど」急増中 その正体は…
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 都内の診療所では、のどの不調を訴える人が急増しているといいます。突然ののどの不調、解消する方法は顔にあるようです。

秋に増える“のどの違和感”

50代
「(Q.今は何をかけて寝ている?)肌掛け布団と毛布もかけている」
「(Q.もう毛布?)出しました」
60代
「私、とっくに毛布!」

 朝夕の気温低下で実感する「秋」。悩みがつきません。

40代
「のどがカラカラする。明け方に渇いている」
70代
「朝晩急に涼しくなったから、のどが痛くなる。(のどあめ)あった」

 この時期特有の、のどの違和感。医師は、「咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)」の可能性を指摘します。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「中心にあるのは、のどの違和感。『その違和感は?』と紐解くと一部の人はイガイガに近い」

 つまり、のどがイガイガする“イガイガのど”です。  

伊藤院長
「内視鏡等で見ても狭い所も粘膜の傷もないと」

“イガイガのど”何のサイン?

患者
「口だけマスクをしていると、朝のどがカラカラではない」
伊藤院長
「(この時季)のどの粘膜の異変が起こりやすくなっている」

 背景にあるのは、「夏バテ」に似た秋の体調不良、「秋バテ」かもしれません。 

秋の体調不良、「秋バテ」
秋の体調不良、「秋バテ」
伊藤院長
「秋バテの症状の患者さんは意外と多い。夏の疲れが自律神経にたまっているところに急に寒くなる。(のどの)粘膜が不快な症状を緩和しシャットアウトするのが通常だが、その粘膜が弱ってしまう」

 「秋バテ」の症状は、“イガイガのど”だけではありません。

伊藤院長
「ここ2〜3週間で体調に変化は?」
患者
「めまい」
伊藤院長
「思い当たることは?」
患者
「ない」
伊藤院長
「寝不足もない?」
患者
「はい。少し吐き気もする」
伊藤院長
「体の自律神経の乱れで、この時季だと秋バテ」

 14日、クリニックには、「秋バテ」の症状を訴える70代女性の姿も。

患者(70代)
「冷たいもの食べた。こんなにひどくは、おなかもならなかったのに」
伊藤院長
「思った以上に胃腸の疲れが出ることがある」
「秋バテという言葉があるなら、そんな感じ」
「秋バテという言葉があるなら、そんな感じ」
患者
「秋バテという言葉があるなら、そんな感じ。夏バテではなく」

 さまざまな症状を引き起こす「秋バテ」を解消したい。

せたがや内科・神経内科クリニック 久手堅司院長
「テレビを見ながら簡単にできるので1回やってみましょう」

 今、すぐに「顔」を使って症状を改善できるかもしれません。

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5秒でできる「耳」改善法

 “イガイガのど”を始め、さまざまな不調の原因になり得る「秋バテ」。

せたがや内科・神経内科クリニック 久手堅司院長
せたがや内科・神経内科クリニック 久手堅司院長
久手堅院長
「秋バテの人は、頭痛・頭の重さを訴える人が多い」

 日々、「秋バテ」の患者を診る久手堅医師が提唱するのは、テレビを見ながらできる「顔」を使ったストレッチです。

「顔」を使ったストレッチ
「顔」を使ったストレッチ
「頬骨の下を軽くグーって押す。顔を軽くマッサージする。そうすると顔の緊張とかがゆるむ」

 頬だけでなく、こめかみや頭皮を軽くマッサージすることで血流が改善。さらに…。

耳も大事なポイント
耳も大事なポイント
「耳を横に引いて離す。前に回したり」

 耳も大事なポイントです。 

「ちょっとやるだけで不調・秋バテが改善」
「ちょっとやるだけで不調・秋バテが改善」
「耳は自律神経の関与している所が多いと言われているので。秋バテは冷えが出てくるので痛くない程度に押すと、血流も良くなって色々な不調が改善する。引っ張って約5秒。回しても5〜10回。何かの合間でできる。ちょっとやるだけで不調・秋バテが改善」
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