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おととし5月、長野県中野市で散歩中の女性2人と、駆けつけた男性警察官2人がナイフや猟銃で殺害された事件の裁判員裁判で、青木政憲被告(34)に死刑判決が言い渡されました。
裁判で争われたのは、青木被告の責任能力と量刑です。
検察側は、当時の判断能力に問題はないとして死刑を求刑。一方、弁護側は心神耗弱を訴え、無期懲役を求めていました。
14日の判決で裁判長は、こう述べました。
裁判長
「被告人は状況に応じ、自身の感情や思惑に従って行動に出ており、行動の内容・意味を理解して、それを選択していたといえる。完全責任能力を有していたと判断できる。強固な殺意に基づく、残虐極まりない犯行である。死刑の選択を回避する事情はない」
「被告人は状況に応じ、自身の感情や思惑に従って行動に出ており、行動の内容・意味を理解して、それを選択していたといえる。完全責任能力を有していたと判断できる。強固な殺意に基づく、残虐極まりない犯行である。死刑の選択を回避する事情はない」
判決後、弁護人が取材に応じました。
今村義幸弁護士
「あきらめるわけにはいきませんので、必ず控訴します」
「あきらめるわけにはいきませんので、必ず控訴します」
再び、責任能力について争うとしています。
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